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西陣にまつわる人々が、毎日綴るリレーコラムCOLUMN

2023.02.06
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年が明けて早くも1か月が過ぎました。
お久しぶりの投稿になります。

私も福岡と京都で2拠点生活になり5月で1年が経とうとしています。
今年初のコラムで良い機会なので少しこちらで去年を振り返って見ようと思います。

ベースは福岡で、1.5ヶ月に一度くらいで京都に10日程行くというペースでした。京都に戻ると師匠や友人に会えた喜びで仕事に集中出来ない事がほとんどだったような気がします。そこは反省点でした。

どちらかと言えば福岡は賑やかな街ですので、京都の静けさが恋しくなる事もしばしばありました。
なのでゆっくり物事を考える、や季節の変化や風情を楽しむ事を忘れていて京都に行く度に美しい風景にハッとさせられました。

仕事においては、師匠が仕事を送ってくれたり、新しい機械や道具まで送ってくれるお陰でものづくりから離れずに済み本当に感謝しかありません。

と、いう訳で内容はまあまあ薄い上に反省点の多い去年1年だったという事が判明してしまいました。

今年は反省点を活かし、自身と自身の仕事にしっかり向き合う1年にしたいです!

山本萌加

Société Nouvelles Lunetts 視覚研究所 主任研究員山本萌加

武蔵野美術大学(工芸デザイン学科木工専攻)卒業後、眼鏡制作者七代目山ノ瀬氏に弟子入り。眼鏡制作の修行と、師と共に眼鏡ブランド〝Société Nouvelles Lunetts 視覚研究所〝の主任研究員てしてお店を運営しています。

2023.02.03
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アニュアルギャラリーが今年の2月末まで、堀川団地において開催している〈Horikawa Exchanges〉。会期中のイベントに「スナック現美」という出張企画で、ちょっとだけお手伝いをしています。
「スナック現美」は、顔馴染みが夜な夜な集うゆるいスナックみたいな感覚で、アーティストをホスト役に、気軽にお話のできる場を作ろうと、現代美術製作所が京都に移ってから始めた企画です。せっかくスナックを名乗るなら、まずは形から・・・というわけで、写真の左下に写っている看板も作りました。LEDが仕込んであって、表と裏で違う色になっています。
実はこの「スナック現美」、1月末まで茨城の水戸芸術館で個展を開催していた中崎透さんが、ずうっと以前、現代美術製作所にちなんで、ゆるい看板作品を制作した際、彼の思いついた名称でした。「スナックあけみ」みたいに、お店に人の名前がついているのと同じ感覚ですね。ちなみにその作品は今の看板とは別のものです。
つい先日、東京に行く用事のついでに水戸まで足を延ばし、会期末の会場で中崎さんと久しぶりに再会。いつか京都で「スナック現美」をやりましょうとお誘いしてきました。実現したら、きっと楽しい企画になると思います。

曽我高明

ANEWAL Gallery現代美術製作所 ディレクター曽我高明

東京の下町・墨田区の向島で、長年展覧会やアートプロジェクトに取り組んできました。縁あって2017年より上京区に拠点を移し、ANEWAL Gallery 現代美術製作所(通称:現代美術製作所)をオープン。ゆるいペースで様々な活動をしています。

2023.02.01
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私は現在、同志社大学を卒業して社会人1年目として大阪のとある会社で働いています。出社するのは月1回程度で、ほぼ毎日在宅勤務。「どんな感じなん?」とよく聞かれます。

特に何も考えずに過ごしていると、1日が全て家の中で完結します。通勤時間はゼロでたくさん睡眠を取れるし、昼休憩はベットで寝ています。人の目もないので落ち着いて仕事ができます。一方、難しさもあります。初めの頃は外に出るのが面倒で食料を買い込み、外に一歩も出ず誰にも会わず…という週があったのですが、鬱々してしまいました。また、仕事では基本的なやり取りは文面になるので、文章の書き方には苦労しましたし、相手の文章の意味が理解できなかった時には一人で焦ったこともありました。顔の見えない相手にメッセージを送るのもなかなか緊張しますし、意思疎通できているか不安になることもあります。

ただ、総合的に見ると(私にとって)在宅勤務は素晴らしい福利厚生です。同時に、これまで当たり前だった、人に直接会って話をする・外の空気を吸う・遊びに行くといったことは、自分で工夫して機会をつくる必要があるため、何が自分に必要なのかを考えるのも最近は面白いです。

依藤菜々子

紡ぎ手依藤菜々子

同志社大学卒業。 2020年、同志社大学が発行する今出川地域のフリーペーパー「イマ*イチ」の制作を通じ、西陣ならではの凝縮された魅力を知る。 好きなもの:アニメ/クラシック音楽/ミッフィー

2023.01.30
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前回投稿の続きです。フィルムはたくさん出てきておりますが、祖父や父が使ったカメラはほとんど処分され残っておりません。そのせいでしょうか昭和以前のカメラには大変興味があり、収集癖も手伝って古いカメラを集めていた時期がありました。

当初は取っ替え引っ替え使っていましたけど、デジカメにとって代られ今はホコリをかぶってひどい状態。ものを大切にとか言っております手前、この状態ではカメラも泣いてます。技術者の思いがこもった素晴らしい工業製品、ちゃんと直してこれからも大切にしようと思っています。

古いカメラは露出やピント、手間もお金もかかります。けど、どういうわけか「ええ写真」が撮れる?気がしてならないのです。ですからこのカメラたちで撮影した「ええ写真」で作品展ができたらいいなと思っています。その日がくるまで気長にお待ちください。ぜひ告知させていただきますので (^^;;

岡田健

光都紙工有限会社 代表兼デザイナー岡田健

西陣の南東?の牛乳屋の息子として生まれ育って五十数年、今は極小印刷会社の代表取締役兼デザイナーです。ウクレレとコーヒーが好きです。

2023.01.27
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猫と暮らし始めて3年ほど経ちましたが、共に過ごす中で互いに理解し合い、学びを重ねている日々にも思います。
なんせ、人と猫という別種族。お互いに個性も意思も欲求もあって、けれども互いの当たり前が互いの当たり前ではない。
いつも顔を擦り付けて挨拶してくれてなんて可愛いのかと思いきや、猫は口鼻あたりに臭腺が集中しているので実質単なるマーキングである説。隙あらば膝に乗ってきてなんて懐いてくれているのかと思いきや、適度に暖かいソファー扱いとも読み取れる。
なんていう人間の言語で解釈した猫の生態。という情報も一応知識には入れつつも、結局は心を持つ生き物同士の関わり。言語を介さずとも、お互いをよく見てよく感じ、相手がどうしたら喜ぶかな。幸せかな。と考えながら接していくと、
あ、ここをなでてほしいのか。このそぶりはトイレ掃除ね。意味もなくなんか甘えたいだけか。などど、なぜか『わかる』ことが日々増えていきます。
それは猫にとってもそのようで、人間の求めることも覚えてくれていっています。
随分とお互いの間合いの理解や信頼度が増してきたこの数年。これからもよろしくね、と、幸せそうにまどろむ姿を見ながら心に思うのです。

松波さゆり

和裁士松波さゆり

岡山県出身。布好きが高じて京都で学び暮らし始めて早18年目。プロの和裁士としてテレビドラマの衣装をはじめ様々な仕立てを手掛ける。現在は市民運営の寺院 ”寳幢寺”のスタッフとして日々を過ごしながら、社会や地域に貢献できることを模索しています。

2023.01.25
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多拠点生活サービス「ADDress」のまっさんこと高本です。
年始、晴明神社に家族でお詣りした際、上京区界隈を散歩したのだけれど母校のある今出川にも足を伸ばしてみることに。

新町通にある新町キャンパスの壁面にこんなレリーフがある。ここはかつて島津製作所が蓄電池を作っていた「日本電池発祥の地」だったのだ。現在GSユアサとして、EV市場を牽引する世界的なバッテリーメーカーの源流は西陣・今出川にあったというのは驚きだった。

1921年(大正10年)に建てられた日本電池株式会社の本社社屋「臨光館」はセセッション式外観にエレベーターや暖房設備まで備えた鉄筋コンクリート建築物としてこの地域のアイコンだったらしい。

この壁はその外装の一部を再現したものなのだけれど、ここに手を当てて往時のイノベーションを目指したひとたちの息吹を感じてみたいと思って目を閉じた。今は西大路でイノベーションを生み出しながら世界と闘っているGSユアサをはじめ京都発世界初の企業は多い。ぜひ今出川さんぽのついでにこの壁に手を当ててみてください。

高本昌宏

多拠点プランナー / ADDress 事業企画高本昌宏

学生時代に伏見と西陣に住んだことがきっかけで、京都では決してメインストリームではないかもしれないこの二地域に惹かれる。多拠点居住サービス立ち上げをしながら、2020年伏見移住。西陣にも同年から通い始め、魅力再発見中。

2023.01.17
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2023年がやってきました。少し前のお話になりますが、元旦と2日は、毎年、北野天満宮のすぐ南にある京都佛立ミュージアムのエントランスで、2012年開館以来、来館者に無料で甘酒を振る舞っています。ここ2年はコロナで中止になっていましたが、今年はようやく再開できました。12月も大晦日に近くなると、京都伏見にあるお寺のご住職から月桂冠の酒粕が送られてきまして、それをマイ寸胴鍋で、1月1日の早朝から仕込みます。生姜は入れずに、水と白砂糖だけですっきりした甘酒にしています。最近はお子様やお車の方はご遠慮いただいています。理由としてはアルコールを飛ばすためにあまり煮詰めすぎると、フルーティーな風味が飛んでしまうことがわかってきたので、じっくり低温で仕上げることで、より酒粕本来の甘さを引き立てて、甘い白ワインのような仕上がりにしています。はじめた当初は、仕込みも大変で開館時間に合わせるのが必至でしたが、いつの間にか、味を追求できるようになっていました。今年でちょうど10年目。なんでも長く続けてみるものだな〜と思ったのでした。

亀村佳宏

映像ディレクター亀村佳宏

1978年に京都市(北区平野)で生まれ育ち、2002年、上京ののち、PV、スポット CM 制作を経て、撮影技術やコンポジット編集技術を習得。2009年に京都に拠点を戻してから、個人事務所で映像や写真の仕事をしております。趣味:卓球

2023.01.13
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年が明け、子どもたちも新学期がはじまりました。年末はクリスマスプレゼントの話題でもちきりでしたが、今はお正月のお話や、お年玉の話に切り替わっていて、話題にことかかない毎日です。

さて新年ということで、今年の新しい目標、チャレンジを考えておられる方も多いかと思います。私も今年はオリジナルのボードゲームづくりにチャレンジしようとひそかに考えています。
ミライブラリでも、子どもたちのいろいろなチャレンジを応援しようと、様々な取り組みを行っています。その中のひとつが、チャレンジ100ボードです。子どもたちが考えたチャレンジ、大人たちが考えたチャレンジ、併せて100個を紙に書きだしています。チャレンジが成功したらマスに☆印をつけていき、みんなですべてのマスを☆で埋めることを1つの目標にしています。
チャレンジの内容は、一人でできることから、誰かと協力しないとできないもの、得意なものから、苦手なもの、初めてのものまで、多種多様です。放課後のわずかな時間の中ではありますが、チャレンジを通して、新しい発見や、新しい喜び、達成感を、仲間たちと一緒に

共有していくことで、子どもたちのそれぞれの成長に繋がっていけば嬉しいなと思っています。

村上弘

特定非営利活動法人 代表村上弘

特定非営利活動法人SOWERS代表 放課後の時間に、多様な体験を届けるafter schoolミライブラリを運営。子どもたちの今とこれからを考え、放課後の選択肢とその可能性の拡張を目指し、日々活動しています。

2023.01.11
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実家に帰ると突然何もすることがない時間がやってくる。特に暇というわけでもなくやることはたくさんあるんだけど、実家にいるという状況が何もしなくていいスタンスに強引にでも変化させられる。
そんな時はいつも近所の散歩。
京都にいると目的をもって外にでるが、実家いる時の散歩は目的がない。
昔の記憶をなぞるように足を流していく。
頭より足がほんの少しだけ先に動く感覚はこの散歩独特なものな気がする。
なのでこれはこれで実家に帰ってきた楽しみの一つなのかも。

小野友資

Y小小野友資

2007年より1-10に参加、モーションデザイナーとしてウェブサイトからデジタルサイネージまで様々なフィールドに渡る制作に関わる。在籍中の2013年個人活動としてYUYBOOKSオープン。本をコミュニケーションツールとし、企画やデジタル作品を展開。2016年よりデジタルの活動をフリーランスへ。デジタルつかってアナログなもの集めています。

2023.01.09
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新しい年が始まった。

年末はバタバタ、年始はダラダラ、お腹の空く間のない三が日。

この国には、「この日にはこれを食べる」という世間のしきたりがたくさんあるけれど、お正月はやはり特別だと思う。

お重に詰められたお節料理や、お雑煮は、「正月はこれやな」感をもっとも感じられるものだ。

そしてこの「やっぱこれやな」が各家庭にあるのがおもしろい。

西陣のわたしの実家では、白味噌雑煮の具は丸餅のみだが、京都でも家庭によってまちまちだ。

去年は初めて新潟でお雑煮をいただいたけれど、めちゃくちゃ具沢山だった。

今年、全部は出来ないかもしれないけれど、なるべく、季節のしきたりに倣いたいな。

龍田 春奈

咲里畑 届けびと龍田 春奈

1993年京都生まれ。西陣育ち。京都市西京区大原野「咲里畑」にて、季節の多品目の野菜、ハーブ、エディブルフラワーを、農薬や化学肥料を使わず育て、販売している。農ある暮らしの中に感じる豊かさを、人に届けることに喜びを見出しています。