西陣にまつわる
人々による
ウェブメディア

9/20

西陣にまつわる人々が、毎日綴るリレーコラムCOLUMN

2021.09.19
Written By

《 “視覚研選書”を始めました。》

和眼鏡は本や文化の発達とともに歩んできました。喜多川歌麿の「親の眼鏡・理口者(1803年)」という浮世絵では、黄表紙を読む若い女性が描かれ、色香を漂わせています。

私が所長を務める視覚研究所のInstagramでは、この夏から不定期に推薦図書を掲載しています。

視覚研に縁のある書籍や、今を生きる者として傍に備えておきたい、“心”を導いてくれる「知恵の書」が中心です。

書評は付けません。
それぞれの出逢いを大切にしたいから。

ジャンルも絞りません。
個人的な手作りの本からメジャー出版社のものまで、中には廃刊になってしまった雑誌もあります。

取り留めの無いようだけど、視覚研と何処かご縁が繋がっているのが選書の理由でしょうか。

シトシト雨の日も、秋晴れの日も。
視覚研のテラスの軒から覗く青い空。
クマグスクの中庭の緑を見下ろす空気感。
階下のカフェを訪れる人の気配もまるで心地良いBGMのよう。

アートに囲まれた空間で、読書の合間にお茶を愉しんだり、小腹を満たすブランチもできる。
これを贅沢と言わずして何と呼ぶ?

この秋、皆さんもお気に入りの本・気になる本をここに持ち込んで、自分時間の領域を少し拡げてみませんか。

山ノ瀬亮胤

眼鏡制作者・現代美術家・ソシエテヌーベルリュネト視覚研究所々長山ノ瀬亮胤

京都市上京区在住。眼鏡制作者・現代美術家・ソシエテヌーベルリュネト視覚研究所々長。芸術~工芸に拡がる独自分野の構築で国内外より評価され欧州ハプスブルグ家御用達。マスメディアでの出演・取材多数。豊かな江戸庶民文化と職人の心を紹介している。

2021.09.18
Written By

最近はコロナ禍で家にいることが多くなった。
おのずと1日中部屋着でいることもしばしば。
近所のスーパーへいくのは部屋着のままでいくし、この生活も長くなってきたせいか結構な距離でも部屋着のままで出かけてしまうようになっている。
マスクもしてるし、地味な感じの服だし、すごく通りすがりの人として街に溶け込めてるんじゃないかな。
ただ誤解をしてほしくないでほしいんだけど、決してパジャマではないよ。
朝起きて中間と呼んでいる部屋着に着替える。
中間とは外に着ていく服でもなくパジャマでもないリラックスできるある程度見た目がマシなもの。
一応ルールもある。

僕の中間のルールは
1中間で布団に入ってはいけない
2中間は外に出ない限り繰り返しきても良い
3中間はやわらかくあれ

この1、2年で中間が一気に増えた。

小野友資

Y小小野友資

2007年より1-10に参加、モーションデザイナーとしてウェブサイトからデジタルサイネージまで様々なフィールドに渡る制作に関わる。在籍中の2013年個人活動としてYUYBOOKSオープン。本をコミュニケーションツールとし、企画やデジタル作品を展開。2016年よりデジタルの活動をフリーランスへ。デジタルつかってアナログなもの集めています。

2021.09.17
Written By

京都といえば鴨川、とはよく聞くが、ここはオサノート。今回はわたしにとっての堀川の話しをしようと思う。それは京都市のほぼ中央、堀川通りに沿って南北に流れる川で、堀川通りは、京都の主要な大通りのひとつである。わたしもよくこの道を通るが、春の桜の頃と、秋の黄色く色づいた街路樹が並ぶのを見て、季節を感じるのが好きだ。京都に住んでいるならば、同じように季節の変わり目を堀川で確認する人も多いのではないだろうか。
以前、秋の黄色がまぶしい堀川でウェディングフォトを撮っているカップルを見かけたことがある。堀川通りは交通量も多いし、車に挟まれたこんなに街中なのに、なるほど切り取り方によってはとても写真に映える景色だよなとその時思った。
今年も気付けば秋の気配を感じるほど、涼しくなってきた。そしてまた、堀川の鮮やかさに、今年も懲りなく写真を撮るのだろうな。
堀川は、大通りの上からだけでは見えない、都会の中の穴場オアシスなのだ。

龍田 春奈

咲里畑 届けびと龍田 春奈

1993年京都生まれ。西陣育ち。京都市西京区大原野「咲里畑」にて、季節の多品目の野菜、ハーブ、エディブルフラワーを、農薬や化学肥料を使わず育て、販売している。農ある暮らしの中に感じる豊かさを、人に届けることに喜びを見出しています。

2021.09.15
Written By

先日、私たちの施設に開設当初から入居されていた女性が亡くなり、カトリック西陣教会で行われた告別式に参列してきました。
私たちの仕事は、人生の終わりのほうの、ほんの一部分にかかわらせていただくに過ぎませんが、現在の姿や立ち振る舞いから、来し方に思いを馳せることはできます。

何ごとにも前向きで、人を頼らず、自分でできることは自分でしようとされる方でした。
動けなくなったら皆さんにご迷惑を掛けるから、と、廊下の手すりに滑り止めを巻き付け、日々リハビリに努めておられました。
古くなって使わなくなった車椅子を、長年一緒に過ごしたのだから、と最期まで部屋に置いておられました。
もう長くないと言われてからも、毎日職員に、ありがとう、また明日ね、と声を掛けてくださいました。
コロナで面会の機会は減りましたが、毎日綴っておられた日記には、職員をはじめ周囲の方々への感謝の言葉が溢れていました。

この日はあいにくの雨でしたが、出棺のときだけ少し小降りになり、皆でお見送りすることができました。
帰りに、この方が好きだったかっぱえびせんを買って食べました。
西陣はお寺が多いイメージがありますが、こんな素敵な教会もあるのです。

中島慶行

京都市小川特別養護老人ホーム 施設長中島慶行

立命館大学大学院社会学研究科博士前期課程修了。 2011年より2年間、京都市小川特別養護老人ホーム副施設長兼京都市上京区地域介護予防推進センター長を務めたあと、伏見区の施設に異動。 2019年、京都市小川特別養護老人ホーム施設長兼京都市上京区地域介護予防推進センター長として復帰。 銭湯と牛乳とじゃこ天が好きです。

2021.09.14
Written By

京都の街にはたくさんの石碑が立っている。道の片隅にポツンとあって目立たないけれど、しっかりと街の歴史を伝えている。中には風雨にさらされて文字が読めなくなっていたり、車にぶつけられて折れた跡があったりする。かわいそう。
中立売通と大宮通の交差点には、「聚楽第」の跡を示す石碑が立っている。豊臣秀吉が建造した城・聚楽第はできて早々に取り壊されてしまったものの、地名や道路の高低差にその痕跡を留めている。この石碑の位置は聚楽第の東堀にあたり、写真の奥に写るハローワーク西陣の建替工事の際には、たくさんの金箔瓦が出土したという。
石碑の下を目を移すと、何やら怪しげなものがあった。排水溝の脇にあるそれは、どうも折れた石碑のようにも見える。もともとここに立っていた石碑が、道路を整備するときに車の邪魔になるからと折られてしまったのだろうか。折れた跡が埋められることもなくむき出しになっている姿は、なんだか傷口を見ているようで痛々しい。
これが何者なのかは分からないが、もし石碑だとすると、胴体の部分はどこに行ってしまったのだろうか。今もどこかで元気にしているだろうか。ここを通るたびに、その安否が気になってしまう。

重永瞬

京都大学文学部地理学専修重永瞬

地図とまち歩きが好きな大学生。“西陣の端っこ”(お隣?)仁和学区で生まれ育つ。大学で地理学を学ぶかたわら、まち歩き団体「まいまい京都」でスタッフとガイドを務める。なんでもない街角の記憶を掘り起こしたい。古本とラーメンが好き。

2021.09.13
Written By

先日友人と今宮神社に行ってきました!
GWに参加した”けふのおさんぽ撮影会”ぶりのお参り。
とても天気がよく青紅葉が映えていたので何枚かパシャリ。その中の1枚です。
今回のお目当ては、あぶり餅!いや、今回だけでなくいつもです…笑

皆さんは「一和」さんか「かざりや」さんどちらに行かれることが多いですか?
Googleで”今宮神社 あぶり餅”と検索をかけてみると”食べ比べ”というワードが出てきますが、食べ比べしたことないな〜してみたさはある笑
『食べ比べしたことあるよ』って人いはったら、どやったか是非お聞きしたいです!

西陣全域ではないにせよ、町内からのお参りが今宮さん。の地域は多いんとちゃうかな。言うてみたもののほんまのとこ分からへんので、ぼちぼち調べてみます♪

淀谷斉加

商店街盛り上げ隊! 代表淀谷斉加

京都生まれの22才。西陣在住。 歴史や着物が好きで食べることが大好き。 将来はまち歩きをしながら京都の魅力を発信したい。 ひとことでは伝えられない魅力を持つ奥深い西陣をエピソードなど含めながらお伝えしていければと思っています♫

2021.09.12
Written By

西陣の救世主現る!

普段、作業している師匠のアトリエは白で統一されています。
作っているモノが何からも影響を受けないようにという師匠のモットー。
もちろん作業着のワークコートやエプロンも白で綿100パーセントという決まりがあります。

師匠は白衣コレクターでもあるので様々な国の軍ものデッドストック白衣を所持しており、それに影響を受けて私も白エプロンを集めるようになりました。

その中で着心地、見た目、使い易さで1番のお気に入りが昔のチェコの軍もののナースエプロン。
もう何年も主役で使って穴も開いてきたので、同じ形で探しているのですが残念ながらなかなか手に入りません。
自分で作ろうかな、頼んで複製してもらおうかなと思っている内に時間は過ぎて諦めかけていました。

そんな時、私たちの店舗である“視覚研究員”にご来店下さったお客様の1人が私のそのボロのエプロンを褒めて下さいました。
嬉しくてお話ししていると、その方は西陣で洋服を作っている作家さんで、なんと私のエプロンも複製出来るとか!

さっそく複製の注文をお願いし、明日打ち合わせでお会いする予定
です。次回に続く。

山本萌加

Société Nouvelles Lunetts 視覚研究所 主任研究員山本萌加

武蔵野美術大学(工芸デザイン学科木工専攻)卒業後、眼鏡制作者七代目山ノ瀬氏に弟子入り。眼鏡制作の修行と、師と共に眼鏡ブランド〝Société Nouvelles Lunetts 視覚研究所〝の主任研究員てしてお店を運営しています。

2021.09.11
Written By

我が家では来客の折に時々仕出しを取ります。幸いこの界隈には仕出し屋が多いので、きっと皆さんにも馴染みの一軒があるかもしれません。

ある知人によると慶事や法事で、萬重さんの弁当ならラッキーと嬉しくなるとの事。また別の知人はおせちは毎年なおみさんにと決めているとか。そんな事を聞くと仕出しにもそれぞれのこだわりがあるのだなあと面白く思います。

うちではもし気楽なファミリーの集まりなら二和佐さん。唐揚げなど子供の喜ぶものも加えてオードブルをお願いする事があります。
大人の集まりならおすすめは井傳さん。少ない数でも配達してくれるのが気楽。何より価格の割に高い完成度で、何度もお願いしていますがハズレが無いです。

今はなかなか外食しにくいですから、自宅で自分用にお願いするのも楽しいかもしれませんね。一度お試しください。

宇野貴佳

好文舎店主宇野貴佳

油小路の路地奥でギャラリー喫茶を運営しています。 目立たない店が故か、ちょっと個性的なお客様が多いように感じています。 ここでの出会いを中心に、見聞きしたあれこれをお話しできれば幸いです。

2021.09.10
Written By

「蜂蜜」をただミツバチが採集した「花」の蜜としたり、くまのプーさんの大好物と捉えることに間違いはないかもしれないし、実際に僕も、蜂蜜は「花」の蜜で出来ていて、くまのプーさんがその蜜を愛してやまないと知っていた。でも、蜜を育む花を、単に「花」とだけ捉えるのはもったいないと言っていい。「百花繚乱」という言葉からも分かる通り、幾多もの「花」が世界で美しく咲いているからだ。
僕の好きな作家である太宰治は『女生徒』という作品の中で「花の美しさを見つけたのは、人間だし、花を愛するのも人間」であると書いた。「花」は、色とか、形とか、匂いとかによって、とにかく多様な分類をされている。そこで僕は考えた。もし本当に太宰の言う通りなのであれば、いろいろな花に由来する蜂蜜にもそれぞれの美しさや愛しさがあるのではないだろうか、と。
さて、ここまで「花」と「蜂蜜」についてだらだらと書いてしまったが、僕がこのコラムで伝えたいことは、ただ一つしかない。それは、西陣にある「蜂蜜専門店ドラート」に訪れてみてほしいということだ。そこに行けば蜂蜜の多様な美しさや愛しさに触れることができるだろう。

益田雪景

オサノートライター益田雪景

広島県出身。同志社大学在学中。大学ではボランティア支援室学生スタッフARCO及び新島塾2期生としても活動中。小説家は太宰治と遠野遥、映画は「劇場」と「ミッドナイト・イン・パリ」、音楽はgo!go!vanillasとB T Sが好きです。

2021.09.09
Written By

西陣でいただくコーヒー
伏見区の私がなぜか西陣にコーヒーをちょくちょく飲みに行ってると最近ふと思う。
観光でお客様をお連れするために、また勉強や情報収集で西陣に行く機会は増えてますが その時にコーヒーをいただきに行くお店が増えてきました
珈ノ介コーヒさんは以前に紹介したので
今回はまた少し違ったディープな場所にある 風とCOFFEEさん コーヒーはもちろん美味しいのですが
この夏にいただいた フォガートパフェが最高にうまい!あとフラスコにビーカーというビジュアルがなんとも楽しさを感じる
お店の前で愛車と街並みの撮影会しましょうと森風渡と観光やコーヒーの話題でいつも楽しい場所です
写真に無理矢理合成したのは
抹茶のフォガートパフェです(^^)。

そんな最近ますます好きになる西陣エリア
次回もコーヒー Laughterさんの事を書こう!

林亮

タクシー運転手林亮

2019年にまるごと美術館を知り、夜間拝観にお客様をお連れし、その時頂いた福銭の5円玉がご縁を呼んで 西陣、上京区の 沢山の方々と繋がる事が出来ました。 日々 自分地元はもちろん 西陣、上京区を応援してます。