西陣にまつわる
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西陣にまつわる人々が、綴るコラムCOLUMN

2021.06.16
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近ごろ日中ほんまに暑いですね、、スーツではなく、半袖短パンサンダル!でいたいところです。
真夏の熱帯夜と違いまだ夜は涼しく、写真を取りに行った日はひんやりとした風が吹いていてとっても心地よかったです。
今日は千本通。千本通は夜も明るいです。幼い頃車窓から見た風景、両端にずっと続く街頭の数に驚いた覚えがあります。今でも深夜の”しん”っと静まり返った千本通が好きです。静かだからこそ、『平安京の栄えていた時代、西陣織で栄えていた時代があったんだよなぁ。どんな感じだったんだろう』とその当時を想像しやすいなぁと思います。日中とは打って変わって人の気配をあまり感じない時間帯に西陣を歩いてみるとまた違った視点で見えてくるもの・想像できるもの・感じられることが増えそうでわくわくした夜でした。また違う場所を歩いてみます。

淀谷斉加

商店街盛り上げ隊! 代表 淀谷斉加

京都生まれの22才。西陣在住。 歴史や着物が好きで食べることが大好き。 将来はまち歩きをしながら京都の魅力を発信したい。 ひとことでは伝えられない魅力を持つ奥深い西陣をエピソードなど含めながらお伝えしていければと思っています♫

2021.06.15
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今回は眼鏡だけに、ものづくりにおける“手”ではなく“目”に注目してお話しします。
まず仕事を習い始めて1番戸惑った事はスケール感でした。1ミリ以下の精度を求められる眼鏡作りと今までの学生時代のものづくりとの精度のギャップに慣れるまでに時間がかかった事を覚えています。
師匠は良く“目が育つ”という言葉を使うのですが、細かい仕事にはそれに合った目を持たなくては仕事になりません。出来てる、見えてると思っていても、師匠から指摘を受けると自分が全然見えて無かった事に愕然とすることが今でもあります。当たり前ですがどんなに技術があっても良く見えてなければ良いものは絶対に出来ません。いつも師匠の目(=精度)が欲しいなと思ってしまいます。さらに眼鏡を作る上で視力とレンズについての知識も必須となります。特にオートクチュールでご注文を頂いた場合はお客様の視力を反映してフレームの型やデザインを考えなければなりません。まさかものづくりの仕事に就いて視力検査が出来るようになるとは思ってもみませんでした。
目が見える事の認識がだいぶ変わったように思います。
皆さまも“目”を大切にして下さい。

山本萌加

Société Nouvelles Lunetts 視覚研究所 主任研究員 山本萌加

武蔵野美術大学(工芸デザイン学科木工専攻)卒業後、眼鏡制作者七代目山ノ瀬氏に弟子入り。眼鏡制作の修行と、師と共に眼鏡ブランド〝Société Nouvelles Lunetts 視覚研究所〝の主任研究員てしてお店を運営しています。

2021.06.14
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こんにちは。
さて皆さんはいつも決まって通る道ってありますか。私は東西南北いく筋も交差する道の中で、ついいつも決まった経路を選んでしまいます。
信号の配置等で無意識に通行しやすい道を選択している可能性もありますが、きっとその道は通りたくなる何か理由があるのかなと思います。私自身のケースで考えると、それはお気に入りの馴染みの店がある通り。
御所西・西陣エリアは個人店ばかりなので、きっと私の知らない魅力的なお店が他にも隠れているのだろうと思いますがそれはそれ。決まった通りばかり、まるで獣道のように移動しています。
カフェデコラソンの小川通、大源と金谷正廣の下長者町通、入山豆腐の椹木町通、鳥の木珈琲の夷川通。ちなみにうちの前の油小路通、最近新店がいくつかできて今注目の通りではと勝手に思っています。
皆さんの通る道にもお気に入りの何かがあるのでしょうね。

それではまた。

宇野貴佳

好文舎店主 宇野貴佳

油小路の路地奥でギャラリー喫茶を運営しています。 目立たない店が故か、ちょっと個性的なお客様が多いように感じています。 ここでの出会いを中心に、見聞きしたあれこれをお話しできれば幸いです。

2021.06.13
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青天の中に白い雲がいい具合に散らばっている日はのんびり外を歩きたくなるけれど、雨が降っている日こそ京都では散歩をするべきで、とりわけ雨の降る夜に石畳の上を歩くのは格別だ、と僕は思っているので、夜になって西陣にいくつかある石畳を雨が打ちつけている写真を撮ろうと思って出歩いてみたけれど、全く雨が降ってくれなかった。仕方なく、北野天満宮近くの花街「上七軒」に通りかかったところで、iPhoneのシャッター音を鳴らした。普通石畳は「石」の色をしていて硬いけれど、夜になると暖色の街灯や建物の中から漏れる光を浴びて、艶やかで柔らかい印象に化けてしまう。しかも、雨が降れば、そのような石畳の美しさにますます深みが出てくる、と僕は感じているので、繰り返しになってしまうけれど、一度でいいから、お気に入りの傘をさして、雨夜の西陣を散歩してみてほしい。靴が濡れてしまったら、よく晴れた日に乾かせばいいだろうし、あるいは、靴が濡れてしまうことこそ雨中の散歩における醍醐味の一つだと信じてみるのもありかもしれない、と念押しするのは流石に無理があるだろうか。

益田雪景

ライター 益田雪景 オサノート

広島県出身。同志社大学在学中。大学ではボランティア支援室学生スタッフARCO及び新島塾2期生としても活動中。小説家は太宰治と遠野遥、映画は「劇場」と「ミッドナイト・イン・パリ」、音楽はgo!go!vanillasとB T Sが好きです。

2021.06.11
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インターネットやSNSで情報を見つける様になって来た昨今
西陣で知り合った方が Facebookにアップしたコーヒーの写真が気になる、その店のスパゲティーが美味しそうだ。
気になりバイクで訪れる事にした
着くと同時にバイクの置き場所に困ってたらお店の方が色々と段取りしてくれ 入店
気になるメニュー 焼きスパを注文 あと コーヒーとプリンのお子様的メニューを頼んでしまった(笑)
マスターと話すと なんと 同じ京都の南方面に住んでおられると、あとコーヒー豆は私が前職の西濃運輸で集配してたお店の豆を使ってる事を知り、なんて親近感が湧く店なんだ 言わなくともコーヒーと食べた焼きスパ プリンは 最高に美味かった。
ここでも また 新たな出会い 水墨画を書かれてる先生と出会い わたしの知らない素敵なお寺を教えてくれた、ただ西陣では無かったですが 先生に案内してもらい凄いお寺だった。
お店名前は
珈ノ介コーヒ さん
椹木町通り
葭屋町通り
の 交差点の場所にあるんですが 道の名前が実は読めなかった
タクシー運転手 まだまだ勉強中です

林亮

タクシー運転手 林亮

2019年にまるごと美術館を知り、夜間拝観にお客様をお連れし、その時頂いた福銭の5円玉がご縁を呼んで 西陣、上京区の 沢山の方々と繋がる事が出来ました。 日々 自分地元はもちろん 西陣、上京区を応援してます。

2021.06.10
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西陣のほぼ中央を南北に貫く千本通の、中立売から丸太町にかけての範囲にある『千本商店街 朱雀大路の街』の歩道に、このほどイラスト付きの看板が登場しました。
赤枠でよく目立つ横長の大きなこの看板は、なんと全部で8ヶ所に設置されていて、イラストはそれぞれの設置場所からの風景(建物)が忠実に描かれています。つまり、イラストも8通りあります!
この看板にはQRコードがついていて、そこから西陣・千本かいわいの地図に載せる情報を誰でも投稿できるようになっています。
ちなみにこの看板の文章を書いたのは上京ちず部の部長、イラストを描いたのも上京ちず部のメンバー(すごい!)、投稿された情報を集約する地図をデザインしたのも上京ちず部のメンバーと、上京ちず部がいたるところで携わっています。(私は何もしていませんw)
千本通を通ることがあれば、イラストと実際の景色を見比べてみたり、皆さんも西陣や千本かいわいのオススメの場所や思い出の場所などを投稿して、一緒に地図を作り上げてみませんか?

南知明

上京ちず部 副部長 南知明

鴨川近くで生まれ、幼い頃から近くの上京区の商店街の店主の方々に見守られ育つ。現在は「まいまい京都」商店街食べ歩きツアーなどのほか、地理好きを活かし、「上京ちず部」副部長など、上京区全般で活動。本業は宿泊業。京都観光おもてなしコンシェルジュ。

2021.06.09
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おばけこわいオーケストラ
僕は自分の目の届かない場所に対して少しこわいと思ってしまいます。
ちょうど二年前に引っ越してきて千本今出川の二階建ての一軒家で暮らし始めたとき。1階にいたら2階が、2階にいたら1階が、見えない。その見えない恐怖を中和するために夜は音楽を聴いていました。
ある夜、音楽を聴いているとスピーカーの電池が切れて、すぅっと静寂がやってきて何かの音を耳にしました。
こつんっこつんっ
(?)
 コツンっコツンっ
(….やだ、なんか音がする。勘弁してくれ。。。)
どうやらそれは窓際の方から聞こえていて、ジリジリと窓に近づくと「おぉぉー!」と声が。
その正体は隣のビリヤード場から聞こえてきた声と音たちで、それ以来、窓を開けて生活することが多くなりました。
今夜も窓を開けるといろんな音が聞こえてきます。
遠くで車が走っていき、近くでおじいちゃんが話していて、さらに近くで誰か料理をしていて。
そうやって姿の見えない演奏家たちの姿を音越しに眺め、ささやかな演奏会に耳を傾けます。
黒田健太

紡ぎ手/綴り手 黒田健太 オサノート

初めまして、 西陣に住んでいる黒田健太です。 夜のがらんとした千本通を歩くのが好きで、たまに夜中に出かけます。生活をしていると忘れてしまうのですが、そんなささやかな時間にときどき立ち寄りたいと思っています。

2021.06.08
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西陣初心者の私ですが、2週間に一度オサノートのミーティングのためにケフに通うたび少しずつ西陣のことが分かってきました。
今までは何気なく見過ごしていた路地や町屋に心が惹かれます。

冒頭の写真は、同大学同学部の仲良し編集部メンバーです。実は私たち3人の下の名前、おと、さき、あおばのイニシャルを取るとosaになるのです。運命を感じずにはいられません。

運命といえば、、
オサノートとの出会いこそ運命だと思っています。

1月、諸事情あって大学で所属していたとある団体をクビになりました(笑)悔しくて悔しくて1ヶ月ずっと落ち込んで泣いていました。

そんな時に出会ったのがオサノートです。
オサノートを通じて知れた新しい世界が沢山あります。先日は夢だったラジオにも出演させていただきました。
どこかの漫画のセリフですが、あの日悔しくて良かったと笑って言えます。運命は自分の進むべき道に導いてくれるものなんだと思います。

出会いも別れも大切にますますオサノートライターとして頑張っていこうと思う今日この頃です。

窪田早希

学生 窪田早希

出身は大阪ですが、中高6年間京都の学校に通っていたので京都歴は長いです。地方創生に興味があって大学では政策学を学んでいて、研究者を目指して勉強しています。osanoteを通じて西陣の魅力を発掘&発信していきたいです!よろしくお願いします!

2021.06.07
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#おかえり西陣

同志社大学ヨリフジです。

 

6月突入。卒業までのカウントダウン。
あと10ヶ月の大学生生活の中で考えたいテーマが
“コミュニティの在り方”です。

 

先日、今年1月にオンラインで開催された
「つぎにし(つぎの西陣をつくる交流会)」で出会った人たちと
久々にお話しする機会がありました。
ここ数週間、低気圧のせいなのか?悶々としていた私ですが
話をすることで
近くに、ありのままの自分で、打ち解けて話せる人たちがいることの
しあわせを心の奥底から感じました。
(その日はよく眠れました!)

「おかえり」と言われているような
「ただいま」と言いたいような、あったかい気持ちでした。

 

地域のコミュニティって、基本的に“長い”お付き合いですよね。
長期的な人間関係を端から恐れ、バイトも短期のものを選ぶような私が
“長いお付き合い”を誰かとつくっていけるのか、失敗したらどうしよう_
不安もあるのですが難しく考えず
自分が帰れる“居場所”をたくさんつくりたいと思うようになりました。

 

「心打ち解けて話せる人がたくさんいる」
西陣を、私も含め一人でも多くの人にとって
安心する場所にすることが目標です。

 

(写真・町家学びテラスで様々な方々と!)

依藤菜々子

紡ぎ手 依藤菜々子

同志社大学卒業。 2020年、同志社大学が発行する今出川地域のフリーペーパー「イマ*イチ」の制作を通じ、西陣ならではの凝縮された魅力を知る。 好きなもの:アニメ/クラシック音楽/ミッフィー

2021.06.06
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船岡山の中に建勲神社という神社があります。西陣の氏神様といえば今宮神社が一番に思い出されますが、初詣で今宮さんにお参りしたあとは、建勲神社にもお参りをすることにしています。

建勲神社お参りするきっかけとなったのは数年前のこと、お正月に訪れた際「建勲神社」の正式な名称が「たけいさおじんじゃ」ということを境内の掲示板で知ったからです。私の名前は健と書いて「たけし」と読みます。弟の名前は功と書いて「いさお」と読みます。そういうわけで、「たけし」と「いさお」で「たけいさおじんじゃ」、勝手な解釈な上、字も違います。けどなんとなくご縁を感じてそれ以来、毎年お正月にお参りをするようになりました。

ご縁や偶然とか自分ではどうすることもできないこと、こういう気持ちはいつも大切にしたいなと思います。信心てこういうとなのかなぁ…

岡田健

光都紙工有限会社 代表兼デザイナー 岡田健

西陣の南東?の牛乳屋の息子として生まれ育って五十数年、今は極小印刷会社の代表取締役兼デザイナーです。ウクレレとコーヒーが好きです。