西陣にまつわる
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西陣にまつわる人々が、綴るコラムCOLUMN

2022.12.21
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2022年秋 今年もまるごと美術館が開催されました。 お客様をお連れする中で素敵な写真が撮れました♪ 妙顕寺さんはInstagramでフォトコンテストが行われてましたので私も2枚ほどハッシュタグ付けて応募しました〜 今年は少し早い紅葉でしたが何処も綺麗でした。

林亮

タクシー運転手 林亮

2019年にまるごと美術館を知り、夜間拝観にお客様をお連れし、その時頂いた福銭の5円玉がご縁を呼んで 西陣、上京区の 沢山の方々と繋がる事が出来ました。 日々 自分地元はもちろん 西陣、上京区を応援してます。

2022.12.19
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上京区で2015年から開催されてきた地域の情報交換の場「上京朝カフェ」を、この9月から引き継いで運営しています。

月に一回、基本的には第4木曜日の朝8:15~9:30に、大宮今出川上ルの西陣CONNECT(元・大宮消防出張所)で開催していて、上京に昔から住んでいる人から学生、区外の人など幅広い人で毎回賑わっています。さまざまなイベントや取り組みの情報と、さまざまな層の人が集まるので、それぞれの興味を通して年齢や住んでいる場所を超えた新たなつながりができるきっかけとなっています。

平日の朝で仕事などの都合で参加できない方もいらっしゃるので、たまには違う時間にもやってみたい。
ということで・・・今月は夜にもやることにしました!
でもいつもの朝の時間にもやりたい。ということで・・・夜から朝までぶっ通しでやることにしました!!

上京オールナイトカフェ
12月21日(水)20:00 ~ 12月22日(木)朝 9:30ごろ @ 西陣CONNECT

facebookをされている方は、詳しくはこちらでご確認ください。
https://www.facebook.com/kamigyoasacafe/

南知明

上京ちず部 副部長 南知明

鴨川近くで生まれ、幼い頃から近くの上京区の商店街の店主の方々に見守られ育つ。現在は「まいまい京都」商店街食べ歩きツアーなどのほか、地理好きを活かし、「上京ちず部」副部長など、上京区全般で活動。本業は宿泊業。京都観光おもてなしコンシェルジュ。

2022.12.16
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こんにちは、〈みよしの〉です。

さて今回は何を書こうかな?と思案していると…

今日12/8日(木)
たまたま休みだったので、千本釈迦堂の大根炊きを頂いて来ました。
コロナで3年ぶりの授与とか。
自宅から徒歩圏内、お散歩がてら一人ブラブラと。

あ~、こんな晴天の元で誰にも邪魔されず気ままに街歩きなんて(ハート)
もうこの上ない贅沢な休日。
お昼時分とあり結構な行列だったけれど、すんなりベンチに座れて大ラッキー。
お釈迦様に愛されてるわー。
おあげの下には分厚い大根が3個も!

うー、しみる。
ヌクヌクで美味しくてご利益もあって、最高やん~。
ボケ封じの観音さまにも、よくよくお祈り。
これ以上ボケませんように。無理か。

少し遠回りして西陣病院の方へ向かうと、横道にパンチの効いた外観のお店。

わー、何か賑やか。
中に入ると、もっと賑やか。
押入れの中のオモチャを引っ張り出して来たような。
お客はどこに座ったらいいのかな、と戸惑うのも一瞬。

マニアな友達の家に来たような、妙に馴染むこの感じ。
本も色々積んであり「へんな判決」をヘラヘラ読みながらパングラタンのランチ、これもイケる。

いいね、いい一日やった。
おやすみなさい、良い夢を。

みよしの

みよしの

よもや、よもやの50代。 "西陣''の軒下にて30余年、ひっそりと暮らす地方出身者。 15万円入りの封筒を2度も!落とす令和のうっかり八兵衛。

2022.12.14
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どうも森賀です。西陣あたりでお家を探しています。
というのも、ちょうど先月に一泊二日で東京へ行きました。これが初めて1人で行く東京。京都でお世話になった先輩や地元の友人に会うことが目的でした。知っているのは東京の地名のみでどこに何があるのかも分からず、交通手段も何があるのかさっぱりなまま。それでも将来の進路を選んでいく上で一度は住んでみたいとは思っていたので、初めての東京にわくわくしていました。
朝6時くらい着の夜行バスから降りてすぐの新宿駅には電車に乗る人たちが溢れかえっていて。電車の中はぎゅうぎゅうで。駅からはみんなが同じ通路から出て、それぞれが向かうべき方向に競うように早歩きで向かっていて。
「あぁ、これが東京なんだなぁ」なんて感じた反面、僕は東京には住めないなと感じてしまいました。
西陣や京都で過ごす中で「自転車でふらふらと巡っていたい。」とか。「11時くらいに鴨川へ行って日向ぼっこしていたい」とかが当たり前になって、東京は住む場所じゃないのかもと感じていました。
できることなら京都で、西陣で暮らしていたいなぁって思っています。
いい物件ありませんか?
*賃貸物件探してます。

森賀優太

京都産業大学 学生 森賀優太

京都産業大学在学中。ある日を境に西陣に迷い込み、いつの間にか居着いた大学生。人との関わりを通して、伝統的な文化や歴史と新しい暮らしのある西陣に惚れる。そろそろ西陣に住むことを画策している様子。

2022.12.09
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町家物件の改修や活用にかかわる仕事をしていると、「町家物件ってどうやって見つけてるんでしょうか?」という質問を頂くことが多いので、私がよくチェックするサイトをお教えします。

① アットホーム
https://www.athome.co.jp/
掲載料が無料(らしい)ので、地場の小さな不動産屋さんが気軽に物件を掲載できるので、掘り出し物がたまに出る。

② 八清
https://www.hachise.jp/buy/
「町家」という不動産を商品にした最初の不動産屋さん。最近は町家だけではなくシェアハウスやマンスリー賃貸など、さまざまな領域で事業展開している。

③ いえ屋
http://iyeya.jp/
町家専門店。売買メインだったが、最近は賃貸にも力を入れている。

④ エステイト信
http://www.xn--1lqt13a41t.jp/
町家の賃貸物件が豊富。

ご参考までに(^^)b

赤澤 林太郎

都市企画家 赤澤 林太郎

町家を中心に、既存物件の活用を提案しています。

2022.12.05
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理解できぬ符号それらの偶然の一致。
奇跡を見逃すことが多くなったのかもしれない。荷物の配達をお願いすれば大抵は到着日に届くし、道案内のアプリケーションを使えば目的地への最短距離、最速時間でルートが明示される。こうやって計画的に目標を達成しスマートに人生を生きることができる。

現在、僕は西陣のゲストハウス/カフェで働いていて、多くの人が滞在していく。今、目の前でお茶しているご婦人方を見て、人と人とのおしゃべりはスマートさとは全く違った性質を持つと思う。
一つの話題を何度もループする。話していた内容が突然別の話題へと導かれ、もうその時点では何を話していたのかは分からなくなっていく。
予測不可能なやり取りの中で、時折顔をパッと明るくして驚きの声をあげる。あー、そうやったんかぁ。と頷く。それは話題同士の偶然の一致、これまで生きてきた何十年もの人生で不可解だった物事の糸が解かれる瞬間のように思えた。おしゃべりはいろんな時間を遡って、また未来へと渡って繰り広げられている。
毎回、昼下がりに大海へと漕ぎ出したご婦人方の船は夕方ごろに陸へとあがって解散する。(その解散の合図は毎回見逃しているためはっきりとはしないが、何か落ち着きどころがあるはずだ。)
僕は注文されたコーヒーをテーブルへ持っていく時に少しだけ会話の渦中へと誘い込まれる。そしてあっ!という瞬間に立ち会うことがある。それはどうでもいい時間、どこにでもあるような時間だが、その瞬間確かに僕とご婦人たちは大海の中で偶然出会っている。そしてそれはとても幸せなことだと思う。

 

黒田健太

紡ぎ手/綴り手 黒田健太 オサノート

初めまして、 西陣に住んでいる黒田健太です。 夜のがらんとした千本通を歩くのが好きで、たまに夜中に出かけます。生活をしていると忘れてしまうのですが、そんなささやかな時間にときどき立ち寄りたいと思っています。

2022.12.03
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紅葉の季節に雨が降って、冬の景色に一歩近付くと、ほんの少しだけ切なくなる。雨後はそもそも寒くなるし、夜は生活の熱気が冷めるし、冬って感じのそっけない風が吹く。サンダルで外に出ようものなら、悲鳴がくるぶしに集結して、無音で「さ」と「む」を口にする。近くに誰もいなければ「さ」と「む」に音が付与される。
まだ紅葉が盛んだったときに、最寄りの公園を歩いていると、葉っぱが赤すぎて怖いと思った。毒々しいとも思った。こんな感覚になるのは初めてだったけど、もしかしたらこんな感覚になってもおかしくはないのかもしれないとも思った。先祖がまだ狩猟生活をしていた時代はきっと冬が怖くて、その怖さは越冬できるかどうか分からない不安から来るもので、秋の訪れを告げる赤い葉っぱの群れはその不安に拍車をかける存在だと考えたからだった。冬に対する恐怖がDNAに刻まれているに違いないと考えたからだった。でも先祖が紅葉によって不安に苛まれていたかどうかはわからない。本当は現代と同じように紅葉狩りをしていたかもしれない。実際陽光を浴びた紅葉を、その裏側から見ているときは心地良い。

益田雪景

ライター 益田雪景 オサノート

広島県出身。同志社大学在学中。大学ではボランティア支援室学生スタッフARCO及び新島塾2期生としても活動中。小説家は太宰治と遠野遥、映画は「劇場」と「ミッドナイト・イン・パリ」、音楽はgo!go!vanillasとB T Sが好きです。

2022.11.26
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【 藁で作ったクリスマスリース 】

 

京都は紅葉の真っ盛り。となると今年もまもなくクリスマス、そして新年の準備が始まりますね。

 

さて、アートスペース・クマグスクの中にある視覚研究所では、12/9(金)〜12/11(日)、同所で開かれる恒例のクリスマスマーケットへ出品するために、今年は《藁(わら)》で作った和テイストのクリスマスリースを用意しました。

 

オーナメントは真鍮や銅を一つずつ鍛造して槌目をつけた手作りの本物。伝統紋様で形どられたたくさんのパーツの中から自由に組み合わせて、その場でオリジナルのリースを手にすることが出来ます。だからクリスマスに限らず《お正月飾り》にもなる優れもの。

 

ものづくりの街らしく”選べて自分だけのリースをデザインする手作りの愉しみ”を体験していただけたらな、と思います。ご都合えばぜひお越しくださいね。

 

【ソシエテヌーベルリュネト視覚研究所】

〒604-8805 京都市中京区壬生馬場町37-3

075-432-8168

 

◎kumagusuku Christmas Market 2022

12/9 fri – 12/11 sun・11:00 – 18:00

kumagusuku Christmas Market 2022

山ノ瀬亮胤

眼鏡制作者・現代美術家・ソシエテヌーベルリュネト視覚研究所々長 山ノ瀬亮胤

京都市上京区在住。眼鏡制作者・現代美術家・ソシエテヌーベルリュネト視覚研究所々長。芸術~工芸に拡がる独自分野の構築で国内外より評価され欧州ハプスブルグ家御用達。マスメディアでの出演・取材多数。豊かな江戸庶民文化と職人の心を紹介している。

2022.11.21
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小さな路地に沿った木造長屋の一角。中に入れば、剥き出しの木造の柱や梁、織物の作業場だった頃の面影を残す二階から飛び出した手摺などが目をひきます。おまけに奥の壁には天井まで届く後付けの本棚も。ギャラリーと聞いて、真っ白な壁に囲まれた空間を思い浮かべる人にとって、現代美術製作所はかなり変わった所に感じることでしょう。
しかし、いわゆるギャラリーとは違う、個性的な空間に表現意欲を掻き立てられるアーティストもいます。11月20日まで個展を開催していたエリザベス・シールストロムさんもその一人。世界各地の民芸がモダニズムに与えた影響をテーマに作品を制作しています。コロナウィルスの流行を挟み、3年越しで実現した今回の個展《皮膚に触れる》では、自らの手織りの布を用いた作品を展示。作品の点数を絞り込み、それぞれの作品を繊細に配置し関係づけることで、古い建物の持ち味を活かしながら、モダニズムに通じる純度の高い空間を作り上げてくれました。
ちょうど「西陣555」とも会期が重なり、先日は西陣織の工房見学の街歩きにも参加。そういう機会が提供できたのも嬉しい限りです。

曽我高明

ANEWAL Gallery現代美術製作所 ディレクター 曽我高明

東京の下町・墨田区の向島で、長年展覧会やアートプロジェクトに取り組んできました。縁あって2017年より上京区に拠点を移し、ANEWAL Gallery 現代美術製作所(通称:現代美術製作所)をオープン。ゆるいペースで様々な活動をしています。

2022.11.16
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この頃、西陣の知り合いが出店するイベントにいくつか遊びに行っていました。

イベントに行くと、西陣という地域の知名度の高さを感じる一方、イベントで販売されている商品に込められた思いや、西陣という地域そのもののこと…例えば、西陣織以外にも、実はオシャレなカフェがたくさんあったり、疲れを癒してくれるような素敵な飲み屋や銭湯があったり、静かな朝の散歩が最高だったり…そういった魅力を一度のイベントだけで知ってもらうのは、なかなか難しいと感じました。「とりあえず西陣に来て歩いて、色んな人とゆっくり話してもらって1日くらいは泊まってみて…そしたら色々わかるから!!」とイベントに来ている方に言いたい気分でした。

最近の京都の街には、海外の方を含め多くの人の姿があります。私もつい先日、京都へ訪れた際に海外の方の市バスの代金を一緒に数えたりしていました。コロナ禍前は、京都の観光地には海外の方がたくさんいらっしゃったこと、また、英単語もたくさん忘れてしまっていました…。これからの季節、国内外の多くの方が西陣に来て、自身の体で、西陣の光景、空気、人、ものに触れてもらえたら嬉しいなあ。

依藤菜々子

紡ぎ手 依藤菜々子

同志社大学卒業。 2020年、同志社大学が発行する今出川地域のフリーペーパー「イマ*イチ」の制作を通じ、西陣ならではの凝縮された魅力を知る。 好きなもの:アニメ/クラシック音楽/ミッフィー