西陣にまつわる
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西陣にまつわる人々が、綴るコラムCOLUMN

2022.02.23
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庭の梅の蕾が丸く膨らみ、そろそろ開くかと静かに眺めていると、キーキーと高い悲鳴と共にバタバタ落下する飛来物が。

ハヤブサのような猛禽類が獲物を逃すまいと鷲掴みにし、羽毛を舞い上がらせながら抵抗する小鳥の声もやがて消えて、という弱肉強食のドラマがうちの箱庭で繰り広げられるシュールな光景を目の当たりにしました。

物知りの知人によると、猛禽類は御所や二条城に意外と住んでいるらしく、豊かな自然が身近にあることに改めて気付かされました。

今年は梅の花芽がたくさん付いています。花が咲くとメジロが遊びに来るので今から楽しみにしています。

宇野貴佳

好文舎店主 宇野貴佳

油小路の路地奥でギャラリー喫茶を運営しています。 目立たない店が故か、ちょっと個性的なお客様が多いように感じています。 ここでの出会いを中心に、見聞きしたあれこれをお話しできれば幸いです。

2022.02.22
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この冬は何度も雪が降りましたが、常に寒さに身体を震わせ、皮膚が外気に触れないようにできるだけ多くの布を纏い続けたのは、僕自身京都に来てから初めてのことだと思います。一方で、冬が本気を出せばたちまち極寒に見舞われる碁盤の目状の古都にたくさん存在する銭湯では、衣服の代わりに大量のお湯が身体を包んでくれるので、芯から温まる。という状況を求めて、先日、僕は船岡温泉を訪れました。
僕が行ったのは開業直後の時間帯でしたが、すでに多くの方が来ていて、屋内の浴場は賑わっています。しかし、裸婦の石像が佇む露天風呂は誰も入っていなかったので、僕はそこに浸かることにしました。木製の浴槽にゆっくりと注がれるお湯、波の静かに立つ湯面とその下で揺れる身体の輪郭をぼんやりと眺める。そんな贅沢な時間を過ごしました。その間、裸婦の石像は湯船と出入り口をつなぐ石畳をじっと見つめていました。僕と違って、石像は汗ひとつかいていなかったので、おそらく外気に凍えていたのかもしれません。皆様も、寒くて石像のように身体が固まってしまったら、ぜひ船岡温泉を訪れてみてはいかがでしょうか。きっと芯から溶けていきます。

益田雪景

ライター 益田雪景 オサノート

広島県出身。同志社大学在学中。大学ではボランティア支援室学生スタッフARCO及び新島塾2期生としても活動中。小説家は太宰治と遠野遥、映画は「劇場」と「ミッドナイト・イン・パリ」、音楽はgo!go!vanillasとB T Sが好きです。

2022.02.21
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最近西陣に行けてない今日この頃
まだコラムにして無い写真から
西陣のLaughterさんの投稿から行ってみたお店
「西陣ゑびや」さん
なんと言っても私の心に突き刺さるメニュー
かき揚げ丼セット
写真の見た目通りのボリューム
写真ではわからないですが海老が沢山かき揚げに入ってる
地元の方に愛されてるお店で次から次へと常連さんが入って来てました。
コロナや寒さが落ち着いたら沢山西陣に行こう!!

林亮

タクシー運転手 林亮

2019年にまるごと美術館を知り、夜間拝観にお客様をお連れし、その時頂いた福銭の5円玉がご縁を呼んで 西陣、上京区の 沢山の方々と繋がる事が出来ました。 日々 自分地元はもちろん 西陣、上京区を応援してます。

2022.02.20
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年が明けたばかりだと思っていたら早いもので、もう春の訪れを迎え、梅の花が開き始めています。梅といえばやはり、天神さん(北野天満宮)。季節の花を観賞するのが好きなので、梅の花もいろんなところへ見に行きましたが、京都近辺ではやっぱり天神さんの梅が一番だと思っています。天神さんの境内には広い立派な梅苑もありますが、梅苑に入らなくても、境内いたるところに美しい梅がたくさん咲き乱れるので、十分楽しめます。年によって変わりますが、天神さんの梅は3月に入って雛祭りを少し過ぎた頃がだいたい見頃でしょうか。ところで、天神さんといえば菅原道真公。天神さんの梅も道真公が愛していたことにちなんで植えられているわけですが、学問の神様である道真公を祀る天神さんに多くの受験生がお詣りに来る時期にちょうど美しい梅が咲き始めるというのがまた、うまいことなっているなと感じます。もちろん、道真公が生きていた頃には受験はないので、梅の時期と受験の時期が重なるのは偶然なのですが。そんなことを思いながら、自分が受験の時に天神さんにお詣りしたことが懐かしく思い出されます。

南知明

上京ちず部 副部長 南知明

鴨川近くで生まれ、幼い頃から近くの上京区の商店街の店主の方々に見守られ育つ。現在は「まいまい京都」商店街食べ歩きツアーなどのほか、地理好きを活かし、「上京ちず部」副部長など、上京区全般で活動。本業は宿泊業。京都観光おもてなしコンシェルジュ。

2022.02.19
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こんにちは、〈みよしの〉です。

去年から気になっていた物の一つ。
それは路地のあちらこちらに据えられた「小さな箱」たち。
どこのお家にもあるカラーボックス的な?

で、中にはどれも「本」が詰まっている。
よく見ると「正親まちの本箱プロジェクト」

正親小学校の学区内に小さな本箱が点在。
それは商店街の店先や、一般のお宅の軒先にも。
どうやら誰でも自由に利用出来るらしい。
リーフレットには~本で地域のつながりを広げていこう!~

何かええやん。

でもこの佇まい、妙に町に馴染む安心感、
いつも身近にあるような…?

そうか、町内の「お地蔵」さまに似ているんだわー。
と、一人得心。
これは本の神様?

町中が小さな図書館。
中には児童書やベストセラー、ハウツー本や謎解き本だったり。
小学校の近辺だし、子ども達も借りて行くのかな?
貸し出しノートを覗くと幼い字が多く並んでいる。

何かええやん。

前を通る度に、本の神様のご加護がある気がして思わず足を止め心で一礼。

これからもいっぱいの好奇心、探求心で溢れますように。
本を通して沢山の出会いがありますように。

一番西は天神さんの南側辺りらしい。
散歩がてらに挨拶して来ようかな?

みよしの

みよしの

よもや、よもやの50代。 "西陣''の軒下にて30余年、ひっそりと暮らす地方出身者。 15万円入りの封筒を2度も!落とす令和のうっかり八兵衛。

2022.02.18
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#西陣ふぉとうぉーく
どうも、森賀です。僕は写真を撮るのが好きで西陣をだらだら、写真を撮りながら歩いています。西陣に流れているゆっくりとした時間が大好きで、なんとなくこの時間と風景とそこに住む人たちの生活を写真に留めておきたい欲求が高くなった結果、写真を撮りまくるに至りました。おかげで携帯の容量はパンパンです。写真好きもあって、最近は京都産業大学内でまちあるきしながら写真を撮るイベントをしていました。イベントをしていて感じるのは、参加してくれる学生たちは楽しそうに西陣を写真に収めていて、それぞれの視点から写真を撮るからいつもと違った雰囲気の西陣に出会えます。参加してくれた人が楽しくしているのもですが、自分では見られなかった西陣の姿を見られることがすごく楽しいです。そうやって、参加者が撮った写真とか僕が撮った写真は「#西陣ふぉとうぉーく」とタグをつけてインスタグラムで発信しています。よければ見てみてください。今(2/13)にこのコラムを書いていますが、雨が降っています。今から雨の西陣の写真を撮りに行ってきます!!

森賀優太

京都産業大学 学生 森賀優太

京都産業大学在学中。ある日を境に西陣に迷い込み、いつの間にか居着いた大学生。人との関わりを通して、伝統的な文化や歴史と新しい暮らしのある西陣に惚れる。そろそろ西陣に住むことを画策している様子。

2022.02.17
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都市企画家の赤澤です。初めての投稿になります。「都市企画家」といってもどのような仕事か、よくわからないと思います。私が自称しているだけなので。簡単に言うと建物の活用方法を提案しています。町家を宿にしたり、元染工場をシェアアトリエにしたり、建物をスケルトンにして賃貸物件として再生したり、と建物に関する企画を行っています。面白い使われ方をしている建物が増えれば、それだけまちの活性化につながると思っているので、少し野望も込めて「都市」企画家、と名乗っています。
さて、今回のテーマは「西陣雑学」としました。
それは2018年ごろのことだったと思うのですが西陣京極商店街(千本中立売西入上ル)沿いにある築100年くらいの町家の案件で工事を行っていた時の事。四条寺町上ルにあるのは「新京極」。こちらは「西陣京極」。阪急にも「西京極」駅がありますよね。「極」は「端っこ」とか「外れ」みたいな意味らしい。なので「京極」は「京都のはじっこ」という意味(らしい)。でも千本通りは昔の朱雀大路で、都市のメインストリートだったはず・・・。京極の由来を知っている方がいらっしゃいましたらぜひご一報ください。(おわり)

赤澤 林太郎

都市企画家 赤澤 林太郎

町家を中心に、既存物件の活用を提案しています。

2022.02.15
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突然ですが、ぼくは2月で大殺界を抜けるそうです。たしかに昨年は病気もしたし、この2年ほどあまりパッとしたこともなかった。まあそれを言うなら、コロナウィルスのせいで、世の中全体がいまだに大殺界みたいなものですけどね。占いはあまり信じなくても、この先良いことがありそうだと言われると嫌な気はしません。そういえば最近、「占い師」じゃなくて『陰陽師』っていう、岡野玲子さんの長編漫画(原作:夢枕獏)を初めて読みました。クールな主人公の安倍晴明と管弦の名手で超天然な源博雅が、ホームズとワトソンみたいにコンビを組み、霊的な難事件を解決していくところから始まり、後半に入ると、どんどんお話がスケールアップしていって面白い。その第8巻の解説で、作者の岡野さんが、安倍晴明のお屋敷のあったという場所に触れていまして、すぐご近所なので、さっそく散歩がてら訪ねてみました。京都ブライトンホテル。ブライトンは「輝かしい村」っていう意味があるらしく、なんだか時代を超え「晴明」と不思議な暗合を感じさせます。ただいま絶賛修繕中。もう少ししたら、パッと明るい外観に蘇るのでしょう。世の中の方も、ぜひそうなって欲しいものです。

曽我高明

ANEWAL Gallery現代美術製作所 ディレクター 曽我高明

東京の下町・墨田区の向島で、長年展覧会やアートプロジェクトに取り組んできました。縁あって2017年より上京区に拠点を移し、ANEWAL Gallery 現代美術製作所(通称:現代美術製作所)をオープン。ゆるいペースで様々な活動をしています。

2022.02.14
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いつもは漫画でしたが、
小休止…

コラムニストのみなさんはどうお過ごしでしょうか?
もしお子さんお持ちの方いましたら、
ねぇ、、
今って、、、
めちゃくちゃ大変じゃないですか???

コロナが増えてくると集団で生活している子供は接触者対象に頻繁になるので、
その度に登園・登校できず、自宅待機で家からも出られず、
遅れているPCR検査は4日〜5日かかり、仮に陰性になっても
子供が少しでも鼻水が出てたらダメで、
そうするたびに休ませなければならず、
毎朝の予定は見えず、
納期のある仕事は待ってもくれず、
10時に寝て0時におきて朝まで仕事と事務作業をし、
なかなか、厳しい世の中だな…と感じてやまない昨今です。
集団主義の日本で働くことはどこまでも厳しいんだな。。

そんな中、昨年から建てていた家がようやく完成を来週完成です。
いいことが訪れるよう玄関の下駄箱を紅白梅屏風にしました。
家族の門出を晴れやかに、今後彩ってくれることを願ってやみません。
娘が大きくなる頃には、コロナの反省を活かして、
少しでも働きやすい世の中になっていますように…
そしてローンが早く返せますように…

あいうめめ

主婦 あいうめめ

下京区から上京区へお引っ越し。 3歳と0歳の娘をもつ主婦です。 京都西陣の暮らしと子育てを綴る。

2022.02.13
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#整い西陣

同志社大学のヨリフジです。

先月31日に「つぎの西陣をつくる交流会(通称つぎにし)」がオンラインであり、登壇者として「源湯」の番頭さんがお話しされました。
源湯は、同志社大学のフリーペーパー「イマ*イチ」の取材でご協力いただき、私が人生で初めて銭湯に入った場所です。
京都には数多くの銭湯があり周りにも銭湯好きの方はたくさんいますが、私は何か新しいことに挑戦するのをためらう性格であるため、なかなか銭湯に行くまでに時間を要しました。いざ行ってみると、そこは極楽の空間!
1人でも定期的に銭湯に行って疲れを取りたいと思いました。

銭湯は疲れを取るだけでなく、何かに追われるようなせわしない日々の中で「何も考えない時間」を与えてくれる場所です。
その少しの時間が、今の自分を冷静に振り返って前に進むために必要不可欠なのでは?そう感じてきています。
初の銭湯を体験し、また私は、私の毎日を楽しくする大切なものを1つ増やすことができました。
こうやって、少しずつ自分のお気に入りを増やして、毎日をよりハッピーにできたらいいなあ…!
なお、つぎにしは今月17日にもあります!ぜひ一緒に参加しましょう◎

依藤菜々子

紡ぎ手 依藤菜々子

同志社大学卒業。 2020年、同志社大学が発行する今出川地域のフリーペーパー「イマ*イチ」の制作を通じ、西陣ならではの凝縮された魅力を知る。 好きなもの:アニメ/クラシック音楽/ミッフィー