西陣にまつわる
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西陣にまつわる人々が、綴るコラムCOLUMN

2022.03.30
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私たちのセンターでは、介護予防のための運動や栄養などの教室を開催しています。
でも、教室に来ているときだけ運動して、あとは家でゴロゴロしているのではあまり効果がありません。
少しずつで良いので、毎日継続して習慣化することが大切です。

大仰な運動でなくても、ただ歩くだけでも、健康への効果は計り知れません。
ウォーキングは、高血圧の改善や心肺機能の強化、骨の強化、肥満の解消など、身体にさまざまな好影響を与えます。
さらに、歩くために外に出かけることによって、人と関わる機会が増えたり、交友関係が広がったりすることが期待できます。
人との良好なコミュニケーションは、ストレスの軽減や抑うつ傾向の改善にも繋がります。

とはいえ、高齢になると、歩き続けることがしんどくなります。
ですが、まちの至るところにベンチなどのちょっとした座るスペースがあれば、休み休み遠出することもできるのではないかと考えます。
そして西陣のまちには、案外そんなベンチがたくさんあるのです。

そんなわけで先日から、当施設の前にもベンチを置いています。
お時間ある方はどうぞ座りに来てください。
そして人見知りの私と、たわいもない話をしませんか。

中島慶行

京都市小川特別養護老人ホーム 施設長 中島慶行

立命館大学大学院社会学研究科博士前期課程修了。 2009年より2年間、京都市小川特別養護老人ホーム副施設長兼京都市上京区地域介護予防推進センター長を務めたあと、伏見区の施設に異動。 2019年、京都市小川特別養護老人ホーム施設長兼京都市上京区地域介護予防推進センター長として復帰。 銭湯と牛乳とじゃこ天が好きです。

2022.03.29
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京都の公園にはときどきお地蔵さんがいる。子どもたちを見守るようにひっそりと立つ姿を見ると、生活のすぐそばに信仰があることを思い知らされる。中でも私が印象深いのは、旧西陣小の横にある公園に立つお地蔵さんだ。
由来書には、「本地蔵尊はこの公園の地中にて永年修行され此の度花壇造成の際出土されたもの」と書かれている。埋まっていたのではない。修行されていたのだ。ほんのささいな言葉遣いに、お地蔵さんへの敬意が感じられる。
京都で土木工事をしていると、ひんぱんにお地蔵さんが出土する。秀吉が作った「御土居」からもお地蔵さんが出てきたことがあるという。あなたが町で見かけるお地蔵さんも、どこかで修行をされてきたのかもしれない。
実際に土中には籠ったことがある人はそうそういないだろうが、人間にも雌伏の期間というものがある。そしてその期間が「修行」になるかどうかは、人の解釈次第だ。あなたの由来書には、いったい何が書かれるだろうか。

重永瞬

京都大学文学部地理学専修 重永瞬

地図とまち歩きが好きな大学生。“西陣の端っこ”(お隣?)仁和学区で生まれ育つ。大学で地理学を学ぶかたわら、まち歩き団体「まいまい京都」でスタッフとガイドを務める。なんでもない街角の記憶を掘り起こしたい。古本とラーメンが好き。

2022.03.27
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こんにちは。
私、東山区の金剛寺さんでおてらカフェを主催していて、前回偶然に好文舍の常連さんが意図せず参加いただき、世間は狭いなあと盛り上がりました。

おてらカフェは地域の居場所作りや交流会の場として今年で7年目。行政や社会福祉協議会、地域包括支援センターなどとの連携を通して朝の交流会に留まらず、金剛寺さんが主体となり介護者カフェなどの形で更に開かれた展開をしています。

上京区でももしかしたらすでに同じような取り組みがあるかもしれませんが、寺院などの既存の場を活かして個人がアイデアで面白いことにチャレンジしてみてはと思います。意欲的なご住職は意外に多いかも!

宇野貴佳

好文舎店主 宇野貴佳

油小路の路地奥でギャラリー喫茶を運営しています。 目立たない店が故か、ちょっと個性的なお客様が多いように感じています。 ここでの出会いを中心に、見聞きしたあれこれをお話しできれば幸いです。

2022.03.26
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堀川丸太町の大きな交差点をちょっとだけ北上して一つ目の曲がり角で方向を西に変えると、年季の入った町家の多く並ぶ小路が真っ直ぐに伸びている。その小路をゆっくりと進んでいくと、右手側に見えてくるのは『京都夜遊』のネオンライトと色とりどりの展示物。木造二階建ての町家を改装してつくられたMagasinn Kyoto(マガザンキョウト)は、泊まれる雑誌として様々な文化の発信拠点になっている。そこに今、大好きな映画のひとつである『逆光』の監督・主演を務めた須藤蓮さんが、3月25日からの『逆光』出町座公開に向けて、長期滞在しているというので、思い切って会いに行ってみた。
そして、ひょんなことから『逆光』の宣伝活動を手伝うメンバーの一人になり、マガザンキョウトを拠点としながら、京都中を自転車やバス、徒歩で動き回り、たくさんの人やお店と出会い、作品の魅力を伝えようと奔走している。半年前では想像していなかったような活動を通して、知っている場所だけでなく、知らない場所でも人と人がつながっていくことのできる京都という街の素敵さを痛感した。この素敵さの虜になったら、京都の街から離れることなど叶わない。

益田雪景

ライター 益田雪景 オサノート

広島県出身。同志社大学在学中。大学ではボランティア支援室学生スタッフARCO及び新島塾2期生としても活動中。小説家は太宰治と遠野遥、映画は「劇場」と「ミッドナイト・イン・パリ」、音楽はgo!go!vanillasとB T Sが好きです。

2022.03.25
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ランチプレート
久しぶりに西陣を訪れ行った場所はKéFU stay & loungeさん
2月に父の納骨が四条大宮で終わりお昼ごはんを食べに行こで母と姉を連れ 私のとっておきの場所と言う事で
久しぶりに行くと違うメニューを発見
ランチプレートなるものが新しいメニューが増えてるではないか!!
早速注文し出てきて色とりどりの盛り付けに普段あまり口にする事のない料理の数々 ただ第一印象 お腹足りるかな?でも食べているうちにお腹いっぱいなると言うランチプレートだった
春のまるごと美術館もスタート
西陣へ沢山行こう!

林亮

タクシー運転手 林亮

2019年にまるごと美術館を知り、夜間拝観にお客様をお連れし、その時頂いた福銭の5円玉がご縁を呼んで 西陣、上京区の 沢山の方々と繋がる事が出来ました。 日々 自分地元はもちろん 西陣、上京区を応援してます。

2022.03.24
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先月は梅に関する話題を書きました。ということは、今月は…?はい、桜です(笑)何の捻りもなくてすみません。この西陣界隈は大きめのお寺が多く、そういったお寺の境内には必ずといっていいほど、美しい桜が咲き誇っています。そこで今回は、個人的にオススメな桜をめぐるルート「桜ロード」をご紹介したいと思います。スタートは妙顕寺です。そこから西へ、本法寺の境内を抜けます。ここもきれいな桜が咲き誇ります。堀川を超えて妙蓮寺の桜を見て寺之内通を西へ進み、智恵光院通を少し下がります。そこにあるのは雨宝院。ここには美しい歓喜桜があります。その南側の本隆寺にも大きな枝垂れ桜があります。さらに西へ、千本釈迦堂を超えて進めば桜の名所平野神社。早咲きから遅咲きまで多種多彩な品種が愉しめます。ここまで来たらもっと西へ行きましょう。ゴールは仁和寺の御室桜です。このコースのポイントは、雨宝院、平野神社、仁和寺と遅咲きの桜が愉しめるスポットが多いこと。個人的には、ソメイヨシノは少しピークを過ぎているかもしれませんが、これらの遅咲きの桜が美しく咲く4月10日頃がオススメです。ソメイヨシノはどこでも見れますからね(笑)

南知明

上京ちず部 副部長 南知明

鴨川近くで生まれ、幼い頃から近くの上京区の商店街の店主の方々に見守られ育つ。現在は「まいまい京都」商店街食べ歩きツアーなどのほか、地理好きを活かし、「上京ちず部」副部長など、上京区全般で活動。本業は宿泊業。京都観光おもてなしコンシェルジュ。

2022.03.23
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こんにちは、〈みよしの〉です。

♪さよなら三角、またきて四角~
最近ふと思い立ち、故郷の小学校を検索。
すると、10年以上も前に隣の小学校と統合、私の卒業校は廃校になっていました。

えー、そうなんだ…。
ずっと前に親も転居、もう私が帰省する事もない場所だけど。

それでも何だか寂しいな。
さして楽しい記憶ばかりでもないのに。
実際、京都に来てからは思い出す事も少なかったし。

堀川中立売近くのインターナショナルスクール。
ほー、さすがは国際都市Kyoto!
こんな住宅地に然り気無くと校門越しに見やると、校舎に「ありがとう聚楽小学校」の看板。

そうか、ここもそうだったんだ。
でもまた子ども達の声が響く場所としてバトンを受け取ったんだね。
「さようなら」と「はじめまして」の繰り返し。
良かったね、校舎も校庭もきっと喜んでるよ、うん。

♪さよなら三角、またきて四角
四角は豆腐、豆腐は白い
白いはうさぎ、うさぎははねる
はねるはカエル、カエルは青い~

今の子ども達もこんな歌、口ずさむのかな。
で、最後♪光るはおやじの○○あたま!
みんなで大笑いするのかな。

いつまでもそんな声を聞いていたいな。

みよしの

みよしの

よもや、よもやの50代。 "西陣''の軒下にて30余年、ひっそりと暮らす地方出身者。 15万円入りの封筒を2度も!落とす令和のうっかり八兵衛。

2022.03.22
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どうも、森賀です。暖かい日が続いていたのに、ここ数日は雨ですね。雨っていいですよね。匂いも、風も好きです。家から出なければ読書日和ですし。自転車によく乗っていますが、雨の中を走るのも好きですね。さて、今回は西陣に迷い込んでしまった理由を少し。
大それた理由ではないのですが。西陣の雰囲気と愛媛の地元の雰囲気が似ていたので、西陣を好きになりました。西陣に迷い込むまで、2年間も京都に住んでいたのですが、どうしても観光地に住んでいるという気分でした。バスには人が多いし、せかせかした人たちが歩いているしで、好きにはなれなかったです。そんな、京都での生活にうんざりしているときに、西陣に迷い込みました。人はいるけれど、そんなにせかせかしていないから落ち着いて生活できる。挨拶したら返ってくる。そんな日常がある西陣が好きで今も通っています。
いいですよね西陣!!最近は通うのが大変なんので引っ越ししたいなぁなんて思っています!お家の紹介していただけたらなんて。。

森賀優太

京都産業大学 学生 森賀優太

京都産業大学在学中。ある日を境に西陣に迷い込み、いつの間にか居着いた大学生。人との関わりを通して、伝統的な文化や歴史と新しい暮らしのある西陣に惚れる。そろそろ西陣に住むことを画策している様子。

2022.03.20
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3月3日は桃の節句ということで、お雛さんを出しました。
昔はまだ主流ではなかったコンパクトな仕様になっているお内裏様とお雛様だけのお雛さん。ひな壇を購入したら、いずれ飾らなくなるからと亡き祖母が選んで購入してくれたそうです。
コンパクトなので出しやすいのですが、日本人形の天敵であるカビ・シミ・変色から守るための保管は、大きさ関係なく難しい。カビ・シミ・変色していないか毎年ドキドキしながらお雛さんを出しています。

一見素朴でシンプルなお雛さんですが、よく観ると烏帽子(えぼし)は漆塗りで作られていたり笏(しゃく)が象牙だったり、檜扇は作家の名前が書かれていたり、着ていらっしゃる衣冠束帯と十二単は西陣織であったり…細部までこだわった作りになっていることを幼い頃は気がつきませんでしたが、大きくなってから気がつきました。
私はその良さに気が付いた当時、少しは知識や知見を培えて目利き出来るようになり、祖母の感じる「良さ」に共感できたかなと嬉しく感じました。
祖父母が人形屋さんで選んでいるその光景が、今でも目に浮かびます。

おじいちゃんおばあちゃん、ありがとう。
毎年飾ってます。

磯村明見

特定非営利活動法人ANEWAL Gallery デザイナー/マネージャー 磯村明見

京都市出身のグラフィックデザイナー。日本の老舗印刷会社と上海の広告代理店を経て本帰国後フリーに転身。NPO ANEWAL Galleryデザイナー兼マネージャー担当。京都建築専門学校広報担当。京都芸術デザイン専門学校非常勤講師。

2022.03.19
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季節の境目って、どこなのでしょう。暖かくなったり寒くなったりを繰り返しながら、次第に春の近づいてくるのを感じます。遠くの空がぼうっと霞んで見えたのは、たぶん黄砂ですね。昨夜(13日夜)は雷雨があって、湿り気を帯びた柔らかい風が吹いていました。長いこと冬眠していた現代美術製作所でも、展覧会の話がいくつか進んでいます。個展やグループ展は、ふつうは明確に会期が決まっていて、アーティストはそこに向けて作品を準備し展示を行います。アーティストにとっては、会期の初日が作品制作のゴールであり、展覧会を開くぼくらにとっては、そこがスタート地点になるわけです。でも最近、二人の別々のアーティストとオンラインで打ち合わせをしていて、そのかっちりとした会期や制作・発表のタイムラインが、なんだか今の時代に合っていない気がするね、という話になりました。あらかじめ決めた予定が変わってしまうことの多いコロナ禍の時期を経て、そんな共通の感覚が芽生えてきたようです。季節がゆるやかに変化するみたいに、始まりと終わりの時期を少しぼやかして、会期中もいろいろと小さな動きがあるような展覧会の形を、いま考えているところです。

曽我高明

ANEWAL Gallery現代美術製作所 ディレクター 曽我高明

東京の下町・墨田区の向島で、長年展覧会やアートプロジェクトに取り組んできました。縁あって2017年より上京区に拠点を移し、ANEWAL Gallery 現代美術製作所(通称:現代美術製作所)をオープン。ゆるいペースで様々な活動をしています。