西陣にまつわる
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三輪浩朔

Laughterロースター三輪浩朔

2020年10月「Laughter」を開業。21歳までコーヒーを飲んだことがなかったが、タイ北部の農園に直接足を運んだことでその魅力にほれ込む。コーヒーを通じて生産者の思いやストーリーも届け、一杯から笑顔溢れる空間を紡ぐことを目指している。

2021.09.25
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京都で生活していく上欠かせないのが「通り名」だろう。
「四条河原町」「烏丸御池」といった普段目にする地名も縦横の通り名で構成されている。

しかし、地元名古屋では日常生活の中で通りの名前を意識することなど全くなかった。

なので、初めて京都に来た時に通り名がここまで生活の中に浸透していることにとても驚いたことを今でも覚えている。
最初は戸惑ったが、一度覚えてしまえばとっても便利。
「♪まるたけえびすに~」と何度も歌って覚えたものだ。

西陣界隈も綺麗な碁盤の目状になっているので、道案内の際などには通り名がとっても役に立つ。
しかし、ここで一つ大きな問題が浮上!
なんと、私が運営するコーヒー店「Laughter」沿いの道は全長350メートルほどしかないため通り名が付いていないのだ…。

これは困った!と思ったところでひらめいた。
「じゃあ通称をつけてしまおう!」と。
ぜひ、お近くを通る際は「ラフター通」と愛をこめて呼んでいただきたい。

2021.08.26
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「今日は一日頑張ったぞ!」
そんな日は500円玉を握りしめて銭湯に向かうのが私のルーティンだ。

京都府内の銭湯は最盛期の5分の1程まで減ってしまったそうだが、西陣界隈にはまだまだ銭湯が点在している。

世間話に花を咲かせるおじいちゃん達に、サークルや就活での悩みや恋バナで盛り上がる学生達。そして、時にはおじいちゃんと学生が楽しく話していることも。
銭湯ではみな飾らない「ありのまま」の姿だ。そのまちの「縮図」ともいえるだろう。

そんな光景を見ながらゆっくりと湯船に浸かるのがたまらないのだ。もちろん、風呂上がりのビールは外せない。

ちなみに私のおススメは「長者湯」
大正6年創業で100年以上の歴史を誇るこちらは、井戸水を薪で炊いているのがポイント。
ちょっと熱めのお湯で体の芯から温まるので、サウナに入らなくても「整う」ことが出来る。

お近くに寄った際はぜひ足を運んでいただきたい。

2021.07.27
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コーヒー屋として日々お店に立つ私だが、実は筋金入りの鉄道ファンである。
小さい頃から駅のホームに何時間もへばりついては母親を困らせていたらしい。

中学生くらいになると、青春18きっぷで色々な場所に旅をした。
京都にも何度か足を運んだが、一番感動したのは今でも市内を路面電車が駆け抜けていることだ。地元名古屋では私が生まれるずいぶん前に廃止されてしまったため、生で見る路面電車に何枚もシャッターを切った。

今となっては市内を駆け抜ける路面電車といえば「嵐電」だが、その昔は京都市電が街中に走っていて、千本通にも壬生車庫前から千本北大路を結ぶ千本線が1912年から1972年までの60年間に渡って運行されていたらしい。
調べてみると、見慣れた千本通を路面電車が走っている写真が何枚も出てきてちょっと不思議な気分になった。

そんな京都市電を置き換える形で誕生した市営地下鉄も今年で開業40周年。さらに、今年の3月には京都市電の関係資料が市の有形文化財に指定されたらしい。

今度の休みにはそんな市電の歴史をたどりながら街歩きしてみようかなと思う。

2021.06.28
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先日、海外に移住した方に密着したテレビ番組をみた。
そこで、移住してきつかったこととして「四季を感じられないこと」があげられていた。

普段なかなか意識しない「四季」も、日本人にとっては生きてく上での大切な要素の一つなのだろう。
西陣も日中は半袖でも過ごせるほど暑い日が続き、まさに季節は春から夏へ移ろうとしている。

私が西陣にお店を構えたのは昨年10月のこと。つまり、これから西陣で初めての夏を迎えることとなる。

「夏の西陣」は私にどんな楽しみを与えてくれるのだろう。

巷のお店を覗いてみると、様々なところで夏限定メニューがあるようだ。

日の入りが遅くなったことで、見落としていた色んなものに気が付きそうだ。

暑さに参っているだけではもったいない。自分なりの視点で初めての「夏の西陣」を思いっきり満喫したいと思っている。
四季を感じる喜びを噛みしめながら。

p.sオサノートを通じて皆さんが知ってる西陣の夏の魅力も知れたら良いなぁ

2021.05.30
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西陣というまちは私を五感で楽しませてくれる。
「おはようございます!」
朝、学校へ向かう子供たちの元気な声がこだまする。その元気さに思わずシャキッと背中が伸びる。

「カシャンカシャン」
昼、耳をすませば機織りの音が聞こえてくる。長年地域を支えてきた伝統工芸が今日も紡がれていく。
周りを見渡せば色んなところから井戸端会議の声が聞こえてくる。日常の何気ない会話がこのまちのしなやかなつながりを生むのだろう。

「また明日!」
もう夕暮れ時だ。家路に着く子供たちの声が聞こえてくる。そうこうしているうちに、晩御飯の美味しそうな匂いが漂ってくる。

閑静なまちだからこそ、そこにある「音」や「匂い」が際立って感じられる。そして、そこには人々の生活が詰まっている。

 

「おはようございます!」
今日も子供たちの元気な声がこだまする。さぁ、今日も一日の始まりだ。私たちが醸し出すコーヒーの香りも「五感」の一つに混ぜてもらうこととしよう。

2021.04.30
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私にとって西陣は「初恋のまち」だ。
西陣にお店を構えて約半年。出身は名古屋、大学時代は伏見で過ごしたため、文字通り縁もゆかりもない場所でのゼロからのスタートだった。
「上手くやっていくことが出来るのだろうか」
何とも言えない不安を抱えていたのも確かだ。

しかし、日々お店に立ち、街を眺め、様々な方と出会う中でいつの間にか不安は消えていた。底知れぬ魅力をもつ西陣というまちにいつの間にか虜になっていた。

公共政策系の学部に通っていた私は、大学四年間で「まちづくり」に関する事例を沢山学んだ。
その中で学んだのが「まちを好きになる大切さ」だった。
まるで自分の子供のようにそのまちの歴史や魅力を語る大人たちの姿はカッコよかった。
その熱量は間違いなく「このまちが好き」という純粋な気持ちが生むものだと思った。

このコラムでは、私が感じた西陣の「好き」を思い切り書き綴りたい。
そして、私たちのお店も数ある西陣の魅力の一つと思ってもらえることが今の目標だ。

ぜひお付き合いください!