西陣にまつわる
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西陣にまつわる人々が、綴るコラムCOLUMN

2021.10.13
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モノの値段。

前回の続き。。
西陣で個人で服飾をされている方に偶然出会い、仕事用エプロンの複製をオーダーしました。

喫茶店で打ち合わせ。
お会いするのは2回目で、同じ年齢だという事もあり自己紹介も兼ねてお互いの事を楽しくお喋りし、エプロンを見てもらいながら納期と値段の見積もりをお聞きしました。
そうしたら、その方から幾らにしますか?幾らなら出せますか?と予想外の質問が返ってきました。

私は服飾関係のお仕事の相場というものが全く分からなかったので
凄く戸惑ってしまいました。

その方は業界の値段の付け方に疑問を持っており、値段が理由で頼み難かったり嫌悪感を抱かれることに抵抗感があるようで、お互いが気持ちよく洋服と向き合える値段をお客様と相談しながら決めているとのことでした。

そのような値段付けをしていることに目から鱗でした。
最低製作費もきちんと提示してくださりましたが、それを見てどうプラスしていけば良いか全くわからず。。結局私ももの作りの仕事をしているので製作者をリスペクトしたく言い値でお願いしました。この方法は難しさもありますが、“想い合う”価値を教えてもらう良い機会となりました。

山本萌加

Société Nouvelles Lunetts 視覚研究所 主任研究員 山本萌加

武蔵野美術大学(工芸デザイン学科木工専攻)卒業後、眼鏡制作者七代目山ノ瀬氏に弟子入り。眼鏡制作の修行と、師と共に眼鏡ブランド〝Société Nouvelles Lunetts 視覚研究所〝の主任研究員てしてお店を運営しています。

2021.10.12
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お茶の先生から電気の風炉を格安で譲っていただいたので、早速同じ社中の陶芸作家と二人でお客さんをおもてなし。これを機に、お茶を楽しむ企画を色々試してみたいなと思っています。
またこのエリアはすぐ近くの楽美術館をはじめ茶道にゆかりのある地域ですので、その恩恵にあやかれたらとの下心も。気楽なお茶会の場所をお探しの皆さんにも使っていただければと考えています。
敷居は低く、楽しいお茶のアイデアをお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひお話を聞かせてくださいね。

宇野貴佳

好文舎店主 宇野貴佳

油小路の路地奥でギャラリー喫茶を運営しています。 目立たない店が故か、ちょっと個性的なお客様が多いように感じています。 ここでの出会いを中心に、見聞きしたあれこれをお話しできれば幸いです。

2021.10.11
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最近、すっかり秋の涼しさを感じられるようになりました。京都の秋といえば、やっぱり荘厳な寺社仏閣と、境内に生える樹々が紅く染まった光景だと僕は思っています。京都に来てから約2年経ちましたが、どこを訪れても絵になってしまっているのが、怖いくらいです。
さて、今回は「まるごと美術館」について勝手に書いてみたいと思います。僕は昨年の秋に初めて、「まるごと美術館」にボランティアとして参加しました。ご存知の方もいるかもしれませんが、簡潔に述べると、このイベントは寺社仏閣と芸術が融合した展覧会です。昨年、僕は妙覚寺と妙蓮寺でお手伝いさせていただいたのですが、お寺で芸術を鑑賞するのは、とても新鮮な経験で、欲を言えば、その場で半永久的に呼吸をし続けられたらなあと思いました。境内に映える自然を鑑賞するのもよし、展示されたアート作品と格闘するのもよし、お寺の御本尊をじっくりと眺めるのもよし…… 「〇〇の秋」とよく言われますが、◯◯に入る言葉が全て詰まったような、素敵な美術館が期間限定で西陣界隈に出現します。聞くところによると、今年も開催する予定だそうなので、今年の秋の思い出に、訪れてみてはいかがでしょうか。

益田雪景

ライター 益田雪景 オサノート

広島県出身。同志社大学在学中。大学ではボランティア支援室学生スタッフARCO及び新島塾2期生としても活動中。小説家は太宰治と遠野遥、映画は「劇場」と「ミッドナイト・イン・パリ」、音楽はgo!go!vanillasとB T Sが好きです。

2021.10.09
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秋晴れの季節になりましたね。この時期のどこまでも澄み切った青空ももちろん大好きなのですが、この時期の夕暮れの風景も個人的には大好きです。特に西陣の街並みは夕暮れがとても似合うと思っています。西陣の街並みに夕暮れが訪れた風景を見ていると、なかなか言葉で表現するのは難しいですが、日々の疲れた心が洗われるという感じでしょうか。令和のシステマチックな世の中で生活していることを一瞬でも忘れるような感覚になります。そこに機織りの音が聞こえてきたり、あるいは、1台の自転車でも通り、チリンチリンと音がしたらもう堪りません。
是非皆さんも、西陣の真ん中で、夕暮れの西の空をぼーっと眺めてみてはいかがでしょうか。

南知明

上京ちず部 副部長 南知明

鴨川近くで生まれ、幼い頃から近くの上京区の商店街の店主の方々に見守られ育つ。現在は「まいまい京都」商店街食べ歩きツアーなどのほか、地理好きを活かし、「上京ちず部」副部長など、上京区全般で活動。本業は宿泊業。京都観光おもてなしコンシェルジュ。

2021.10.08
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はじめまして。徳田早莉と申します。
大学4回生です。KéFUで働き始めて1年半、西陣で暮らし始めて1年半になります。

突然ですが、就活を経て不健康になりました。具体的には太ったことと、肩こり腰痛です。大体の人間が持つ体の悩み全てを獲得してしまい、運動することを決意しました。

でもジムは高いし雨降ったら行かなくなるしな…と極度のヘタレを発揮して思い付いたのが『コソコソ西陣ランニング』です。

『コソコソ西陣ランニング』とは、知り合いに出会わない(もしくは出会っても気づかれない)夜の時間帯に西陣を走り回り、しれっと健康になるぞという作戦です。

走り始めて体の調子が良くなってきていることを実感しているのですが、それ以上に新しい発見がたくさんありました。
それは西陣の『人』です。

例えば毎晩9時頃に手を繋いで犬の散歩をする夫婦、家の前でバッティング練習をする野球少年、仲良くお喋りしながら歩く銭湯帰りのおばあちゃん達…。
こんなに色んな人が夜の西陣を歩いていたなんて、ランニングを始めるまで知りませんでした。どの街にもあるありふれた日常かもしれませんが、その光景を見て、「あ、西陣だな〜」といつも思うのです。

徳田早莉

KéFUスタッフ 徳田早莉

同志社大学4回生です。 KéFUのカフェでアルバイトさせていただいてます。朝ごはんとタイ料理とおにぎりが好きです〜!

2021.10.07
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ある日、見知らぬ男性が訪ねて来て、いきなり「おたくの路地園芸、とても素敵なので、今度芸術祭にご参加いただけませんか?」と頼まれたら、大抵の方は「新手のオレオレ詐欺?」と怪しむかもしれません。10年ほど昔、アーティストの村山修二郎さんは、東京墨田区の京島で「京島路地園芸術祭」を企画しました。彼が選んだ10軒ほどのお宅にエントリーをお願いして、独自なマップを作り、地域の内外の鑑賞者に「路地園芸術スポット」を巡り歩いてもらいながら、路地やそこでの暮らしの魅力を再発見してもらうプロジェクトです。幸い木訥とした村山さんの人柄も手伝って、警察に通報されることもなく、何度か足を運ぶうち、みなさん快く協力してくださいました。初めは「うちの園芸なんて、人様に見せる価値が無いから」と渋っていた家も、二度目に伺うと、植木鉢が前より綺麗に並んでいた、なんてこともあったとか。「路地園芸術祭」では人気投票も行い、最多得票の方には、金色の植木鉢のついたトロフィーがプレゼントされました。西陣エリアを散歩するたび、彼のエピソードを思い出し、こちらの路地でもいつかプロジェクトをやってみたいと、勝手に妄想したりしています。

曽我高明

ANEWAL Gallery現代美術製作所 ディレクター 曽我高明

東京の下町・墨田区の向島で、長年展覧会やアートプロジェクトに取り組んできました。縁あって2017年より上京区に拠点を移し、ANEWAL Gallery 現代美術製作所(通称:現代美術製作所)をオープン。ゆるいペースで様々な活動をしています。

2021.10.06
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最近断乳に成功しまして、
二年ぶりに強いお酒を堪能できるようになり、
夜ご飯時の夫とのむ芋焼酎とアテを楽しみに日中を過ごす毎日です。
芋焼酎にはやはりお刺身に甘い醤油。
海の遠い京都で福岡生まれを納得させる、
1000円以下の刺し盛りがあるか、
いや、ない…
と思いながら京都に住んで6年目。
見つけました美味しい刺身盛り合わせが!!
堀川丸太町の『イズミヤ』の刺し盛り698円!!!!(980円で内容さらに充実Ver.も有り)
中トロも入っていて、厚みもシッカリ。
トレーの中で輝いているのが一目見てわかりました。
非常に美味しかったです。
お刺身を食べたくなったら今後はここにチャリを飛ばすようにします!

それにしても、昭和生まれにしか伝わらない四コマになってしまいました…。
もうすぐハロウィンですし、ご容赦ください。
若いフレッシュな編集部の大学生の皆様はYoutubeで『ねるねるねるねCM』で探してみてくださいませ。

あいうめめ

主婦 あいうめめ

下京区から上京区へお引っ越し。 3歳と0歳の娘をもつ主婦です。 京都西陣の暮らしと子育てを綴る。

2021.10.05
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#コロナ禍で忘れていたこと

同志社大学のヨリフジです。

夏休みに、6月に開催された町家オープンカレッジというイベント(Zoom)で出会った早稲田大学の学生が、西陣まで会いに来てくれました。
オンライン授業ばかりで友達もできず何もできない…そんな状況を打破しようと、地域に一定期間移り住み、インターンなどをしてコロナ禍でも積極的に学びを得ようと動いてきた方たちです。

西陣で初めて対面で会ったちょうどその頃、私は家で作業をすることが多く、人との交流が減り、家でアニメばかり見て引きこもりがちでした。
そんな中、“オンライン授業の中でどうやったら学生がイキイキと過ごせるか”といった共通の話題に関心がある同世代と話せたことがとても嬉しく、同時に、“対面で話す楽しさ”という、コロナが私たちから奪ったものを認めざるをえませんでした。
普段は聞かない様々な話を聞かせてもらい、その日は少しの疲労感といっぱいの幸福感で、よく眠れたことを覚えています。

コロナ禍で、身近な人との関係を大事にすることが見直されてきました。
しかし、やはり時には視野を広げ、今自分がいる狭い場所の外の情報に触れることが大切だと感じました。

依藤菜々子

紡ぎ手 依藤菜々子

同志社大学卒業。 2020年、同志社大学が発行する今出川地域のフリーペーパー「イマ*イチ」の制作を通じ、西陣ならではの凝縮された魅力を知る。 好きなもの:アニメ/クラシック音楽/ミッフィー

2021.10.04
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最近、アコースティックギターを譲っていただきました。うれしくてかき鳴らしていた時、ふと頭を過りました。
「そういえば、西陣の歌って何やろ?」
西陣に地域を限定するとなかなか浮かんできません。リレーコラムのネタとしてはお蔵入りかとあきらめていたら…あったあったありました!
その歌は「千本ラブの歌」。千本通り商店街の歌です。

若い二人にささやく風は カラー歩道のアーケード
ラブの千本足どり軽く 新しい街恋の街
ラブラブラブラブ 千本ラブ

「西陣」というワードは出てきませんけど、歌中のアーケード内スピーカーでヘビーローテーションされていたので、ぼくの頭からはこの年まで、全く消えることがなく刷り込まれています。きっとぼくだけでなく、西陣の同年代の人は口をそろえてこの歌を挙げる…いや歌うんじゃないかな(笑)早速新しいギターで練習したいと思います。ちなみにアーケードはすでに撤去されておりますが、写真のあたりから北へ今出川通りまでありました。

※奇跡的?にYouTubeにローカルバンドの演奏が上がっています。「千本ラブの歌」で検索してみてください。

岡田健

光都紙工有限会社 代表兼デザイナー 岡田健

西陣の南東?の牛乳屋の息子として生まれ育って五十数年、今は極小印刷会社の代表取締役兼デザイナーです。ウクレレとコーヒーが好きです。

2021.10.03
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「タルチョ」ってご存じですか?
伝統的なチベットの仏教旗で、それぞれにお経が印刷されています。描かれている馬が経文の功徳を乗せて届けていく。風に乗って経文の功徳が世界に遍満していくようにという願いが込められています。
スタジオジブリがDVDを企画制作した「チベット死者の書」というドキュメンタリー映画があり、映像の中にも至る所にタルチョを見ることが出来ます。
チベットは大変標高の高い国で、空の色はとてもとても濃くて深い青色です。
生死、信仰、祈り、日常、リアルなチベットの風景とそこに生きる人たちの姿。
限りなく深く、青い青い空に、草木も生えぬ灰色の町。峠に、町に、寺院に、家々に、この鮮やかな五色の旗がはためく様は祈りのイメージと重なり忘れがたい印象を心に残しています。
タルチョはチベットだけでなく、世界各所に見ることが出来ます。インドを旅したときにも仏跡や峠の各所にはためいていたのを思い出します。
寳幢寺でも、一番風が通る屋上に設置しています。場所は、上立売の小川通を下がったところです。通り沿いに面した場所にも設置していますので通りがかったら見上げてご覧になってみてください。青空に映える日にも、ぜひ。
送信日時: 2021/09/30 11:41

松波さゆり

和裁士 松波さゆり

岡山県出身。布好きが高じて京都で学び暮らし始めて早18年目。プロの和裁士としてテレビドラマの衣装をはじめ様々な仕立てを手掛ける。現在は市民運営の寺院 ”寳幢寺”のスタッフとして日々を過ごしながら、社会や地域に貢献できることを模索しています。