京都与謝野酒造 / かけはしブルーイング(京都府)

ハレバレゴールデン・涼風ゴールデン / ASOBI

 

 

【山岡さん情報】

 

 

ビール原料の大麦とホップ。
日本で収穫されるそれらは、契約栽培で大手ビールメーカーだけに販売されるのが一般的です。
そのため、日本のクラフトビールに使用される大麦やホップのほとんどは海外産に頼っています。

 

 

そんな中、国産の大麦やホップを使ってクラフトビールをつくろうという動きが。
京都府北部にある与謝野町でも、ビール評論家でイラストレーターの藤原ヒロユキさんが声をあげ、2015年にフリーランスでのホップ生産がスタートしました。

 

 

藤原ヒロユキさん率いる京都与謝野酒造から、定番のハレバレゴールデンと夏をイメージしてつくった涼風ゴールデン。
かけはしブルーイングからは、ASOBI。

 

 

全て、与謝野町の “フレッシュ” ホップを使用しています。
日本で飲む多くのビールとは違い、乾燥させていない生の状態のホップを使用しています。
香りの良さが特徴的です。

 

 

ここ数年で収穫量を増やしてきた、与謝野町のホップ産業。
現在は他の醸造所に委託していますが、後に自分たちで醸造することを目指しており、今後が楽しみです。

 

 

京都与謝野酒造HP
https://yosanobeer.jp/
かけはしブルーイングHP
https://kakehashi.beer/

 

 

 

【飲んだわたしの感想】

 

!口の中に残る苦さ!

 

 

ハレバレゴールデンは「お、苦い!」とはっきり感じるほど。
口の中に苦みがしっかり残ります。
苦みのインパクトが大きいので、料理も主張の強いこってりとしたものが合いそう・・・!

 

涼風ゴールデンは、ハレバレゴールデンよりは少し苦みが抑えられ、軽やかな印象です。

 

 

ASOBIは、甘い風味、優しい飲み口。
若干の渋みがありつつも、後味はスッキリ。
どんな食事にも調和しそうですが、今回は胡椒のきいたパストラミと一緒に。
ビールとお肉が互いを打ち消すことなく、よく合いました(^_^)

 

 

 

今回は、同じ地域のクラフトビール3種のご紹介でした。
日本のホップ農家は、販売先の確保や後継者不足の課題を抱えてきました。
与謝野町のホップ栽培は、これに一石を投じて発展していけるのか・・・
原料の背景にあるストーリーに注目してみるのも、クラフトビールの楽しみ方のひとつですね★