西陣にまつわる
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西陣にまつわる人々が、綴るコラムCOLUMN

2021.05.01
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皆さんこんにちは。
同志社大学政策学部2回生の窪田早希です。
私は、地方創生や地域活性化に興味があり研究者を志しています。

私は実は西陣という町をまだ全然知りません。
ご縁があってオサノートのライターをさせていただくことになって、風とCOFFEEさんの取材に同行したのが、私にとって初西陣でした。

その日は大雨で、ひっそりとした西陣京極の一番奥に進んで行く時、独特の雰囲気に呑まれてドキドキしたのを覚えています。

私自身まだ西陣について知らないことだらけです。オサノートのライターとして、西陣の魅力、西陣で暮らす人々の魅力を沢山見つけていきたいと思います。そしてオサノートをきっかけに人と人が繋がっていけばとても素敵だと思います。政策学の視点から見てもオサノートはすごく魅力的です。ライターとして関わらせていただけるご縁に感謝しています。

西陣歴2ヶ月とちょっとの未熟者ですが、これからどうぞよろしくお願いします。皆さん、お会いした際には西陣のいいところを私にぜひ教えてください!西陣で沢山の人と出会えることを楽しみにしています。

窪田早希

学生 窪田早希

出身は大阪ですが、中高6年間京都の学校に通っていたので京都歴は長いです。地方創生に興味があって大学では政策学を学んでいて、研究者を目指して勉強しています。osanoteを通じて西陣の魅力を発掘&発信していきたいです!よろしくお願いします!

2021.04.30
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私にとって西陣は「初恋のまち」だ。
西陣にお店を構えて約半年。出身は名古屋、大学時代は伏見で過ごしたため、文字通り縁もゆかりもない場所でのゼロからのスタートだった。
「上手くやっていくことが出来るのだろうか」
何とも言えない不安を抱えていたのも確かだ。

しかし、日々お店に立ち、街を眺め、様々な方と出会う中でいつの間にか不安は消えていた。底知れぬ魅力をもつ西陣というまちにいつの間にか虜になっていた。

公共政策系の学部に通っていた私は、大学四年間で「まちづくり」に関する事例を沢山学んだ。
その中で学んだのが「まちを好きになる大切さ」だった。
まるで自分の子供のようにそのまちの歴史や魅力を語る大人たちの姿はカッコよかった。
その熱量は間違いなく「このまちが好き」という純粋な気持ちが生むものだと思った。

このコラムでは、私が感じた西陣の「好き」を思い切り書き綴りたい。
そして、私たちのお店も数ある西陣の魅力の一つと思ってもらえることが今の目標だ。

ぜひお付き合いください!

三輪浩朔

Laughterロースター 三輪浩朔

2020年10月「Laughter」を開業。21歳までコーヒーを飲んだことがなかったが、タイ北部の農園に直接足を運んだことでその魅力にほれ込む。コーヒーを通じて生産者の思いやストーリーも届け、一杯から笑顔溢れる空間を紡ぐことを目指している。

2021.04.29
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関東で生まれ育ったにも関わらず、幼い頃から何故か京都に行ってみたいと思っていた。もちろん当時の私は本の中やテレビの映像でしか京都というものを知らなかった。親に連れられて京都に来た事もない。

 

高校2年生の春休み、ふと思い立って青春18切符を買い、誰にも言わずに京都へバックパック旅行に出かけた。これが初めてのソロ旅行であり、初京都だった。後で親に京都から電話をかけてこっぴどく叱られたのを今でもよく覚えている。

 

1週間ほど京都の公園や駅のベンチで野宿をしていたが、その旅行も終わりになりかけた頃、ふらっと何気なしに晴明神社を目指した。今は綺麗に建て直されているが、その当時はとても古い、何か不思議な印象を与えてくれる神社だった。

 

それがご縁なのか、気づいたら今、その社の近くに居を構えている。あれから大凡25年たってからのことだ。

 

偶然なのか必然なのか、よく分からないが嬉しい導きがある京都・西陣。

 

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ミツギタカユキ

デザインカタリスト ミツギタカユキ

20歳より渡米し、大学にて彫刻からインタラクティブアート、デザインなど幅広い分野を学びつつフリーのデザイナーとして活動。帰国後京都に移住。現在西陣にてデザインカタリストとしてウェブ制作からデザインに纏る企画・運営など幅広い分野で活動を行う。

2021.04.27
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桜の小道にて

とようけのお豆腐屋さんで買い物をし七本松通りのなだらかな坂を自転車で帰っていた朝。
まだ朝も早かったのでぼーっとしながらペダルを漕いでいると、目の端に鮮やかな景色が映って思わずわっと声を出して自転車を停めました。
細い道に桜が咲いていて地面には落ちた花びらが線を作り道の奥へと続いていました。

道に入ると桜木の高さがだんだんと低くなりアーチを形作っていて雪のようにはらはらと花びらが散っていきます。
身体をかすめていく花びらはゆっくりと落ちていき、体感する時間が遅くなっていくようでした。
そのあまりにも突然居合わせてしまった小道は僕がそれまでいた七本松通りから遠く離れた場所に誘い込んでいるに思えて、あぁ美しいものは畏ろしいんだなと感じそっと引き返しました。

もといた七本松通りに戻るとすっかり目が覚めていて、通りにいる車や人を見ながら帰りました。
春はあらゆる命が芽吹き波打つことで力強く世界がうねる季節ではないでしょうか。

 

あの朝僕はそんな「春の渦」のようなものに踏み入れてしまったのだと思います。

黒田健太

紡ぎ手/綴り手 黒田健太 KéFU stay&lounge

初めまして、 西陣に住んでいる黒田健太です。 夜のがらんとした千本通を歩くのが好きで、たまに夜中に出かけます。生活をしていると忘れてしまうのですが、そんなささやかな時間にときどき立ち寄りたいと思っています。

2021.04.26
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西陣に愉快な路地が飽きるほど点在しているが、

西陣は移動すればするほど飽きない発見があるような街かと。

 

その中でも私が愛してやまない路地は西陣ろうじの少し南側に入り口を構える細長い路地である。横幅2mにも関わらず長さは100mほどある。歩行者や自転車ですら一方通行を強いられそうなこの道では、 すれ違いざまに”ありがとう”と一言思いやりが感じられる。

あまりにも横幅が狭く入口からは出口が見えないことで居住者以外はここが道であることを認識できないのもロマンを感じる。

 

まるでダンジョンのごとく先に何があるかわからない道をあえて通って今日も家に帰ろう。

森 風渡

風とCOFFEEオーナー 森 風渡

2020年10月に"風とCOFFEE"を西陣京極にオープン。コーヒー屋には不向きとされる入り組んだ路地奥にて自家焙煎を行う傍ら、京都で1番ディープな路地(自称)である西陣京極に新たな風を吹かせるべく奮闘中。

2021.04.25
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はじめまして。after schoolミライブラリの村上といいます。

ミライブラリは子どもたちの放課後の居場所、遊び場です。

西陣にこの場所を開いて、この4月で4年目を迎えました。

 

今回、こうした機会をいただいたので、子どもたちに関わる大人として、 普段このまちで感じていること、あと子どもたちが見ている世界についても ふれていけたらと思っています。

 

さて、今日は西陣のまちの人と子どもたちについて少しだけ。

ミライブラリでは、子どもたちと一緒に船岡山や天神公園によく遊びに行きますが、 その道中でいろんな地域の方と出会います。

面識のある方ばかりではないのですが、 通りかかると、いつも笑顔で挨拶をしてくださったり、「ええ天気やなぁ」、 「どこ行くん?」と子どもたちに声を掛けてくださいます。

こうしたことも実は中々難しい世の中ですが、このまちの皆さんが、子どもたちを大事に思っておられる気持ちが子どもたちに伝わって、やっぱりいいなぁと思うのです。

昔に比べ、子どもと大人の距離が少し開いてしまった今の社会。互いに良い方向で、もう少し近づいていけるといいなぁと、 あらためて思う今日この頃です。

 

これからよろしくお願いします。

村上弘

特定非営利活動法人 代表 村上弘

特定非営利活動法人SOWERS代表 放課後の時間に、多様な体験を届けるafter schoolミライブラリを運営。子どもたちの今とこれからを考え、放課後の選択肢とその可能性の拡張を目指し、日々活動しています。

2021.04.24
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先日、西陣のまちを久しぶりに歩きました。西陣は京都に来てはじめに住んだまちです。その頃は超貧乏でした。

 

そうそう、このスーパー。 家具もほとんどなかった私。納品で使ってはるあのリンゴ箱、棚にして使えるなぁ…。そう思って貰えませんかと尋ねてみたら、ベテランであろうおばちゃんが「好きなだけ持っていき」と。…じーん。喜び勇んで1つずつ担ぎ、スーパーとうちを3往復したのでした。

 

それから今まで、多くの人に出会わせてもらいました。そして形があったりなかったりする多くのものを、私は今もいろんな人から貰って生きています。

 

何か貰うときにはいつだって感情が伴うものです。私も社会の一員なんだなぁという安堵だったり、誰もが本当はお金やモノを沢山持っていなくても生きることができるんじゃないかという希望だったり…。

 

なかでも私にとって感情が大きく揺さぶられる「バザールカフェ」という場所が、今出川駅のすぐそばにあります。カフェに居ついて7年目。ここで日々起こるできごとをちょっとずつ、これから皆さんにシェアできたら嬉しいです。

 

それにしても、始まりは西陣にあり。リンゴ箱は現在もウチで活躍中です。

狭間明日実

バザールカフェ店員 狭間明日実

バザールカフェ事務局6年目。日々の営みをとおして、場から起こるもの、個人がのびのびと生きることなどを考えています。 傍らで、地域、福祉、食べることにまつわるいろんな仕事や遊びをしています。 同志社大学社会福祉学科卒業。社会福祉士。海が好き。

2021.04.23
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堀川の工房前にある一本の銀杏。春は鮮やかな新緑に、秋には黄金色に彩られ工房の中を照らします。この木は四季徒然に私を見守ってます。西陣東側を縦貫する堀川通は美しい銀杏並木が好ましい景観を作っています。

 

かつて私は、江戸金枠を継いではいるものの家業の未来は描きづらく、最後に心意気だけでも遺せればと思っていました。

 

あの日東日本大震災が東北を襲い、大きく自分を突き動かすきっかけとなりました。志を携えていても人生は仕事を成すには短かすぎます。そこで新たな制作への刺激を求めて東京から京都に工房を移転しました。

 

工房で身につくことは技術の初歩にすぎません。いつでもこれからが本当の修業の始まりです。その見方では私も修業中の身。いまは愛弟子と共に学ぶ日々を送っています。願わくばこの子の修業人生が順調でありその末に「良かった」と思えるようであって欲しいものです。

 

京都のものづくりはミクロの世界に分け入るような印象(個人的な感想です)。それだけに囚われてしまったら迷宮に入りにかねません。外界に発出する仕事であることを強く意識していこうと思います。

 

これから西陣に暮すこと、作ること、継承のことなどを綴って行きたいと思います。拙い文章ですがどうぞよろしくお願いします。

山ノ瀬亮胤

眼鏡制作者・現代美術家・ソシエテヌーベルリュネト視覚研究所々長 山ノ瀬亮胤

京都市上京区在住。眼鏡制作者・現代美術家・ソシエテヌーベルリュネト視覚研究所々長。芸術~工芸に拡がる独自分野の構築で国内外より評価され欧州ハプスブルグ家御用達。マスメディアでの出演・取材多数。豊かな江戸庶民文化と職人の心を紹介している。

2021.04.21
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こんにちは、初めまして。西陣生まれ、西陣育ち、龍田春奈といいます。「わたしにとって西陣のまちってどんなところだろう?」と考えたとき、それは幼少期の、学生時代の思い出、そして現在の風景と重なります。それはあまりに日常的すぎて、どこをどう切り取ったらドラマチックになるだろうかなどと、しばし思考を巡らせてみるも、どうも収拾がつかない。思い出がとっ散らかったまちである。

 

近すぎて知らないことってありますよね。それは知ろうとしなければ知り得ないこと。ずっと京都に住んでいる人よりも、外から入ってきた人の方が京都についてよっぽど詳しいなんてことザラだし(これは京都ならではのことかもしれないし、代々住んでいるからこその不文律はもちろんあるけれど)。その点同じテーマで書くリレーコラムって、いろんな人の目線を通して、西陣を見ることが出来る。

 

少し前に読んだエッセイ集の帯に、こんなキャッチフレーズが書いてありました。「人生はドラマではないが、シーンは急に来る」。なるほど、これからわたしの生活の中のシーンを切り取って、こうしてリレーコラムになるなんて面白いじゃないの。オサノート、どうぞよろしくお願いします。

龍田 春奈

咲里畑 届けびと 龍田 春奈

1993年京都生まれ。西陣育ち。京都市西京区大原野「咲里畑」にて、季節の多品目の野菜、ハーブ、エディブルフラワーを、農薬や化学肥料を使わず育て、販売している。農ある暮らしの中に感じる豊かさを、人に届けることに喜びを見出しています。

2021.04.20
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東京から西陣エリアに拠点を移し、そろそろ4年。でもぼくが初めてここに来たのは、そう、昭和末期のバブルの始まる少し前、1987年だったと思います。その当時、明治から昭和初期に建てられた近代建築を巡るまち歩きにハマって、建築史家の藤森輝信さん(今は建築家としても活躍)のガイドブックを片手に、関西にまで足を伸ばし、建物の写真を撮ったりしていました。何が面白いの?って言われると困りますが、切手集めや昆虫採集みたいなもんでしょうかね。で、そのとき西陣で見たのがこの建物。1921年、岩本禄の設計した旧・京都中央電話局西陣分局(現・西陣産業創造会館)です。正面に女性レリーフがある大きな半円形を設け、その中央にドンと出窓を配し、ほかには特に目立った装飾のないシンプルな外観。公共建築を西欧の古典的様式で飾るのが普通だった時代、ものすごく斬新な建物だったはずです。ちなみにこのレリーフ、つい最近京都国立近代美術館で開催された「分離派建築会100年」展に、型取りしたものが展示されていました。その上、同じ意匠でつくった落雁をミュージアムショップで販売していて、さすが京都だな〜と感心したり。

曽我高明

ANEWAL Gallery現代美術製作所 ディレクター 曽我高明

東京の下町・墨田区の向島で、長年展覧会やアートプロジェクトに取り組んできました。縁あって2017年より上京区に拠点を移し、ANEWAL Gallery 現代美術製作所(通称:現代美術製作所)をオープン。ゆるいペースで様々な活動をしています。