西陣にまつわる
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森 風渡

風とCOFFEEオーナー森 風渡

2020年10月に"風とCOFFEE"を西陣京極にオープン。コーヒー屋には不向きとされる入り組んだ路地奥にて自家焙煎を行う傍ら、京都で1番ディープな路地(自称)である西陣京極に新たな風を吹かせるべく奮闘中。

2021.09.21
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少し前にクラブハウスというアプリが流行ったのを皆様は覚えているだろうか。

京都のカフェがテーマのトークルームでのやり取りがあった。
そのトークルームには京都内外多くのカフェ好きが集まり、オススメのカフェについて情報交換していた。

発言する機会があったので
私のオススメカフェを忖度なしで公表したのである。
鼻息を荒くして自慢のお気に入りリストを公表したが、聴衆の反応は冷ややかであった。
マニアックでローカルな店の羅列を後押しする森の説明の下手さが相まったのである。全然盛り上がらなかった。
あっ無難なところをオススメしとけばよかった。健気な24歳は自信を失った。
(誇張しています)

しかし今日お店にきたお客さんとの会話で小さなしこりがはれた
お客さんにオススメのお店を聞かれた森は、
ボロボロになりかけたお気に入りリストの埃をはらい、
かすれ声でオススメの店を紹介した。
冷ややかな反応に身構えたが、予想とは反しお客さんは喜ばれた。

そういうなかなか表に出ないようなお店とかを知りたかったんだよ!
マニアックなところいいね!と。
今度は盛り上がった!

そして森は自信を取り戻した。
そうだ!もっとオススメの店を話していこう!

2021.08.22
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西陣に住んでから気がついたことはいくつかあるが、

その中でも印象的なことの1つはチェーン店の少なさである。

✴︎肌感覚での話です。

 

いわゆるファストフード店だ。

以前住んでいた場所では牛丼屋、ハンバーガーショップ、居酒屋のチャーンがひしめきあっていた。

石を投げたらどこかしらのファストフードには当たるレベル感である。

 

しかしここ西陣では初見のファストフード店に行くためにはグーグルマップを駆使する必要すらある。

ふらっと入るというより探して自転車で移動してやっとたどり着くという感じだ。

 

住みにくい⁈

いや西陣にはファストフードを凌駕するほど個人店がひしめきあっている。

石ころを投げたらどこかしらの個人店に当たる。なんなら有名な店がそこら中にある。

個性豊かたなお店が街を支えているんじゃないかと思うほどに。

 

学生時代に西陣に住んでいたらもっと記憶に残るお店を見つけれていただろうなと。

2021.07.23
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実家を離れて大阪に下宿をしていた頃
近所の人との交流は皆無だった。
アパートという集合体にも関わらず、唯一のコミュニケーションはうるさいですというクレームのノックだけであった。

西陣に移り住み、小さな路地にお店を構えるいま、近所とのコミュニケーションは多種多用だ。

店の前の子供とは戯れあい、その子供に時折おじいさんが怒号をあげ、昔ながらの回覧板を回し、ダムダムとバスケットボールが跳ねる音を聞きながらコーヒーをいれ。
挨拶ついでに少しだけ会話をする。

当時の自分からしたらこの距離感は新鮮である。めんどくさいこともあるけどいいこともたくさんあるよ。近所とのコミュニケーションをとるのは昭和の話と思っていた学生時代の自分に教えてあげたい。

変わりゆく路地の中に
これからも変わらない昭和の香りが残るといいな。

2021.06.24
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ここ最近私は中華料理に情熱を注いでいる。
中華料理に関心が湧くにつれ自然と中華料理店が目につくことが増える。
そして気がつく、西陣は意外に中華料理店が多い。(森の想像より)

 

本格的な中華料理屋から地元のおばちゃんが切り盛りしているようなローカルな店まで。
それらを後押しするかのように千本中立売を下ったところには中華食材専門店すらあるほどだ。最近の感動は、外装は中華に見えない中華麺のお店が思いの外、本格的で美味しかったことである。

 

あそこの餃子が美味しかっただの、定食がよかっただの。
中華料理店を比較して巡ることに喜びを覚えている。
西陣中華料理開拓家の称号を我が物にする日はそう遠くないだろう。

 

テーマに沿って西陣を深掘りすることの楽しさを皆にも広げていきたい。

 

おすすめの中華教えてください!

 

2021.05.26
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入り組んだ路地の奥に店を構える風とCOFFEE。
コーヒーを片手に二階席でまったりするのがお決まりコースの1つ。
だが二階の大きな窓の先には絶景は広がっていない。

目の前に広がるのは家。生活感そのものだ。
時には店前の家族の笑い声、お母さんの怒号が自然と耳に入る。
3人姉弟の名前すら知っている。
弟が最近自転車を漕げるようになったこと、
自転車を漕げるようになってから挨拶のレスポンスが悪くなってしまったことすらも
近所と店が一緒に時計の針を進めているよう感覚をおぼえさせてくれる。

車が通らない路地で楽しそうに遊ぶ子供たちが
いつかコーヒーを片手に楽しく思い出話に花を咲かせる日を楽しみに。

2021.04.26
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西陣に愉快な路地が飽きるほど点在しているが、

西陣は移動すればするほど飽きない発見があるような街かと。

 

その中でも私が愛してやまない路地は西陣ろうじの少し南側に入り口を構える細長い路地である。横幅2mにも関わらず長さは100mほどある。歩行者や自転車ですら一方通行を強いられそうなこの道では、 すれ違いざまに”ありがとう”と一言思いやりが感じられる。

あまりにも横幅が狭く入口からは出口が見えないことで居住者以外はここが道であることを認識できないのもロマンを感じる。

 

まるでダンジョンのごとく先に何があるかわからない道をあえて通って今日も家に帰ろう。