富士桜高原麦酒(山梨県)

不撓不屈

 

 

【山岡さん情報】

 

 

「ビールは大麦・ホップ・水でつくるもの。」
1516年のドイツで、このように定めた“ビール純粋令”が出されました(後に酵母の表記が加えられます。)

 

 

ビールを造るために必要な大麦。
手に入りにくい時は、小麦やライ麦、ソバなど有り合わせの穀物を加えてビールを作っていましたが、パン用の小麦の不足を恐れてビール純粋令が発令されました。
小麦を多く使ったビールである“ヴァイツェン”は、作るのに特別な税金を払う必要があり、いつしか高級品として洗練されていくことに・・・。

 

 

ヴァイツェンは、小麦とヴァイツェン酵母由来のバナナやクローブのフルーティかつスパイシーな香りが特徴であり、使用するホップの量が少ないため苦くありません。

 

 

一方、今回ご紹介する不撓不屈は、アメリカンIPAを参考に、ヴァイツェンでありながらホップをたくさん使っています。
ここ20年ほど、ホップをたくさん使ったアメリカのビールが人気であり、ビールの本場・ドイツでも、ビール純粋令が象徴する伝統的なビールだけでなく、新しいビールをつくろうという動きがあるのです。

 

 

また、不撓不屈はZappaというホップのみを使用。
複数品種のホップを組み合わせて多彩な味わいを出すことが多い中で、シングルホップにすることでホップの特徴を前面に出しています。

 

 

富士桜高原麦酒HP
https://www.fujizakura-beer.jp/

 

 

 

【飲んだわたしの感想】

 

!フルーティーな香りと甘み!

 

 

柑橘系のフルーツの香りと、落ち着いた、安定感のある味が心地いい・・・。
何より、ほんのり甘さを感じます!
まろやかで飲みやすいです。
ニューイングランドスタイルということで、苦みも少しはありますが、後には残りません。

 

(不撓不屈のベースである、定番のヴァイツェン(ピンクのパッケージ)もいただきました。
軽やかで、ビール特有の刺激・クセがありません。
後味すっきり。)

 

一般的なヴァイツェンは、パンのようなものなのでどんな食事にも合いますが、不撓不屈はホップの香りが強力で、食べ物と合わせるよりビール単体で香りを楽しむのがオススメです。

 

私はヴァイツェンがとても好きで・・・・・・同じ方もきっと多いはず!
世界有数のヴァイツェンを生み出す富士桜高原麦酒の定番のヴァイツェンと、新しいヴァイツェン。
個人的にイチオシします★