2022.03.02
Written By狭間明日実

「コロナ陽性者が出て保育園が休園になった」
「小学校でリモート授業が始まった」
第6波が来たと言われてしばらく、こんな事態になっています。
普段行く場所をなくした子どもたちがどこに「いる」のか、私は想像できていませんでした。
2月上旬のある日、お昼どきを過ぎた頃にバザールカフェに寄ると、庭で4,5人の子どもたちが走り回っていました。そこに親御さんの姿はほぼなし。バザールカフェのスタッフやボランティアやお客さんが、子どもたちと一緒に遊んでいるのです。
カフェなので、子どもさんと遊べる態勢でないときが勿論あります。
まったく知らないお子さんが1人で訪れるということも、これまではなかったように思います。
ただ、子どもが今そこに「いる」ということを、空間や、居合わせた人が無条件に受け入れている。
そしてそれぞれが無理のない距離感で、そのときをなんとなく楽しんでいる。
そんなように私は感じました。
「お子さんと一緒に遊びます!ぜひおいでください!」と大手を振っては言えませんが、お子さんも親御さんも「いる」ことができる場所のひとつとして、バザールカフェを思い出していただけると幸いです。