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西陣にまつわる人々が、毎日綴るリレーコラムCOLUMN

2021.05.10
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雨の日。
靴も靴下も、スカートの裾も濡れてしまったとき、雨宿り代わりにでも古本屋を訪れてみるといいかもしれない。古本屋は暖かい光とともに私たちを迎えてくれる。いや、迎えてくれるというより待っている。
色んな国や時代で書かれ、色んなストーリーを持つ本たちが眠っている。雨の日は人間と同じで特に眠っている。水分を吸って少し重くなり、寝床から出られないと言わんばかりに。
雨の日なのに頑張って外に出た私たちは、それらをちょっと起こしてみる。本は起こしてくれる人がいれば起きられるタイプだから本当は私たちを待っていて、目を覚ましてくれる。そして、ずっと見ていた夢の中身を見せてくれる。
そのうちに服は乾いていき、気に入った夢は家に連れて帰る。寝るならここで私と眠りなさい。そして、その夢は私たちの夢となる。

雨の日。
靴も靴下も、スカートの裾も濡れてしまったとき、古本屋に訪れるといいかもしれない。

 

/感じたことをそのまま書いてしまったので抽象的な話になってしまいましたが、これが古本屋を訪れてみるきっかけになれば幸いです。私の行った古本屋は、「はんのき」さんと「開風社 待賢ブックセンター」さんです。参考までに。

西本友亜

オサノートライター西本友亜

osanoteのライターを務めさせていただいております。言葉や文化・芸術にも興味がある理系大学生です。このお仕事を通じて、色んな人と出会い、その人の言葉を色んな人に伝えられることを嬉しく思っています。趣味は詩を詠む/読むことと、散歩です。