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西陣にまつわる人々が、毎日綴るリレーコラムCOLUMN

2021.06.01
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多拠点生活サービス「ADDress」のまっさんこと高本です。

ADDress京都西陣B邸〜KéFUで暮らせるようになって、たまに散歩するのが30年近く前に学生時代暮らしていたワンルームマンション周辺。堀川通りは上長者橋のほど近く、僕はここに住みながら今出川の大学に通っていた。

すぐそばにある堀川商店街(今やまち再生で数多くのひとたちが活躍する聖地だ)はもちろん、OSANOTEで紹介される西陣の日常のなかの非日常なんて全く興味もなく、梅田や河原町、丸田町のメトロに繰り出す日々だったけれど上長者橋から堀川を眺めてみるとそのときも今も変わらない風景を眺めることができた。

 

陰陽師・安倍晴明で有名な一条戻橋あたりから中立売橋あたりまで続く、この堀川の小路に点在する石のベンチで朝やひるさがりにぼーっとしてみると贅沢な時間が過ごせる筈。

マンションのオーナーさんの立派な町家は今やビルになり、一方で織物産業も様々な困難のなかで世代継承がされている時代。堀川の風景は変わらず、川の水も静かに流れ続けている。

高本昌宏

多拠点プランナー / ADDress 事業企画高本昌宏

学生時代に伏見と西陣に住んだことがきっかけで、京都では決してメインストリームではないかもしれないこの二地域に惹かれる。多拠点居住サービス立ち上げをしながら、2020年伏見移住。西陣にも同年から通い始め、魅力再発見中。