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西陣にまつわる人々が、毎日綴るリレーコラムCOLUMN

2021.05.23
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もうすぐ梅雨。京都人は”京都は暑っい暑っい”と言うけれど、それ以上のところは日本中にたくさんあって、そうした地方では本当の暑さの只中に”暑い〜”なんて聞いたらそれこそ暑っ苦しくてやってられませんよね。京都人が”暑い”というのは京都盆地以外を知らないから?それとも古人のように季節感を愉しみたいから?

京都はものづくりの街とは言うけれど、なかなか持続するのが難しく、そこに若い女性の存在は欠かせません。彼女達は勇気があり創造性に長けていてその上真面目です。男どもしっかりしろ!って言ってやりたいくらい。ところが親方との歳の差は親子以上に離れ、多くの工房は小人数。寡黙な彼女達が普段何を課題に抱えて、何を楽しみにしているかなど見当もつきません。仕事には絶大な自信が あっても若い子の気持ちを汲み取る自信は全く無しです。

ある日ひとりの親方と話していた時、彼女達だけの集まりを作ってあげたいと。こうして女子弟子会が出来ました。もちろんそこでの会話には不介入。きっと私達の悪口で盛り上がってるんだろうなー。ほんとは心優しい親方衆なんだけどなぁ。

山ノ瀬亮胤

眼鏡制作者・現代美術家・ソシエテヌーベルリュネト視覚研究所々長山ノ瀬亮胤

京都市上京区在住。眼鏡制作者・現代美術家・ソシエテヌーベルリュネト視覚研究所々長。芸術~工芸に拡がる独自分野の構築で国内外より評価され欧州ハプスブルグ家御用達。マスメディアでの出演・取材多数。豊かな江戸庶民文化と職人の心を紹介している。