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西陣にまつわる人々が、毎日綴るリレーコラムCOLUMN

2021.04.30
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私にとって西陣は「初恋のまち」だ。
西陣にお店を構えて約半年。出身は名古屋、大学時代は伏見で過ごしたため、文字通り縁もゆかりもない場所でのゼロからのスタートだった。
「上手くやっていくことが出来るのだろうか」
何とも言えない不安を抱えていたのも確かだ。

しかし、日々お店に立ち、街を眺め、様々な方と出会う中でいつの間にか不安は消えていた。底知れぬ魅力をもつ西陣というまちにいつの間にか虜になっていた。

公共政策系の学部に通っていた私は、大学四年間で「まちづくり」に関する事例を沢山学んだ。
その中で学んだのが「まちを好きになる大切さ」だった。
まるで自分の子供のようにそのまちの歴史や魅力を語る大人たちの姿はカッコよかった。
その熱量は間違いなく「このまちが好き」という純粋な気持ちが生むものだと思った。

このコラムでは、私が感じた西陣の「好き」を思い切り書き綴りたい。
そして、私たちのお店も数ある西陣の魅力の一つと思ってもらえることが今の目標だ。

ぜひお付き合いください!

三輪浩朔

Laughterロースター三輪浩朔

2020年10月「Laughter」を開業。21歳までコーヒーを飲んだことがなかったが、タイ北部の農園に直接足を運んだことでその魅力にほれ込む。コーヒーを通じて生産者の思いやストーリーも届け、一杯から笑顔溢れる空間を紡ぐことを目指している。