2022.06.11
Written By亀村佳宏

偶然な出会いは突然訪れる。
昨年の夏、サントリーBOSSのCMメイキング撮影で、奈良にある大和工藝というジオラマ制作会社に訪れた。谷さんと林さんという方が代表をされていて、話を聞くと、同じ1978年生まれで、谷さんは、実家も近所。小学生のときにゲームセンター通いのために頻繁に出入りしていた大宮商店街のだるまや(今は無い)で話が湧いた。プラモデルが好きで、大人になってもそのままジオラマを作ることを生業にしているブレのなさには感服した。
それから数ヶ月後、北野にある“京都佛立ミュージアム”からの相談でジオラマ制作会社を探しているとのことで、彼らを紹介した。昭和30年頃の活気溢れるの北野界隈をジオラマで再現する展示企画である。話を聞くと、谷さんは嵐電や市電の古い模型にも長けているようで、まさに適材だった。そんなことでジオラマも無事完成して、いま展示されている。
是非、お近くに来られた際は京都佛立ミュージアムまで足を運んでみてはいかがだろうか。