西陣にまつわる
人々による
ウェブメディア

12/8

西陣にまつわる人々が、毎日綴るリレーコラムCOLUMN

2022.05.25
Written By

木曜日の午後は、佛教大学で非常勤講師をしています。
帰りはいつも千本通から適当に路地に入り、町家などの街並みを眺めながら、ぶらぶら歩いて帰ります。
この日は、源湯さんに自分のコラムが飾られていると聞いたので、ふらっと覗いてみました。

昼間だったこともあり、広い浴室を独り占めすることができました。
井戸水を薪で沸かした熱めのお湯が心地よく、いろんな湯船を堪能しました。
風呂好きが高じて修士論文のテーマを「高齢者とお風呂」にした私にとって、450円で極楽気分が味わえる銭湯は日本の宝です。

お湯の中に身体を沈めると、アルキメデスの原理によって手足が動かしやすくなるので、リハビリテーションの効果が得られやすくなります。
また、筋肉がほぐれて関節の可動域が広がるので、より高い効果が期待できます。
自宅の狭い浴槽だと、どうしても身体の動かせる部分が限られてしまうので、たまには銭湯に行かれると良いのではないでしょうか。

風呂あがり、何とも居心地の良いくつろぎスペースで、籐の椅子にもたれて冷たいジンジャーエールを飲みながらワンピースを読んでいたら、いつの間にか眠っていたようでした。
何とも贅沢な時間を過ごすことができました。

中島慶行

京都市小川特別養護老人ホーム 施設長中島慶行

立命館大学大学院社会学研究科博士前期課程修了。 2009年より2年間、京都市小川特別養護老人ホーム副施設長兼京都市上京区地域介護予防推進センター長を務めたあと、伏見区の施設に異動。 2019年、京都市小川特別養護老人ホーム施設長兼京都市上京区地域介護予防推進センター長として復帰。 銭湯と牛乳とじゃこ天が好きです。