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西陣にまつわる人々が、毎日綴るリレーコラムCOLUMN

2021.11.11
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きょうはいい事いっぱいありそうな11月11日。ポッキーとプリッツの日として最近は知られていますが、実は「西陣の日」らしいですよ。ご存知でしたか?

応仁の乱が治まったのが文明9年11月11日。以降疎開していた織の職人達が京都に戻り西陣織の発展に繋がったそうです。また「西陣の日」と制定したのは西陣織の組合で昭和42年の事。当時は大変景気も良く、きっと西陣織に携わる人達は我々が西陣、そして京都を支えているという強い自負と地域への愛着があった事でしょうね。

翻って今の西陣はどうでしょう?
この同じ地域で共有できる想いを捉えにくくなっているのかなと私自身は感じています。
もしここに暮らす人々を横断して結び付けるような価値観がはっきり見えれば、それがこの町の次の魅力に繋がるのかな、そしてその為のキーワードはやはり「ものづくり」なのかなと、西陣の日をきっかけにして考えを巡らせています。
皆で西陣を盛り上げていきましょう!

宇野貴佳

好文舎店主宇野貴佳

油小路の路地奥でギャラリー喫茶を運営しています。 目立たない店が故か、ちょっと個性的なお客様が多いように感じています。 ここでの出会いを中心に、見聞きしたあれこれをお話しできれば幸いです。