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西陣にまつわる人々が、毎日綴るリレーコラムCOLUMN

2021.11.02
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寳幢寺のお寺猫、黒猫の紬ちゃん。
一年前に上京区内で塀の隙間に挟まっていたところを保護されました。沢山の優しい人たちに助けられ、今は寳幢寺スタッフの和美さんと一緒に暮らしています。
毎日、和美さんと一緒にお寺に出勤して、日中はスタッフルームでお寺猫絹ちゃんと一緒に過ごしています。
来たばかりの頃は生後まもなく、二匹の体格差も親子さながら。絹ちゃんもよちよち歩きの紬ちゃんを咥えてお気に入りのかごに連れて行ってあげたり、まるでお母さんのようにお世話をしてあげていたり、当時乳離れをしていなかった紬ちゃんに乳首を吸われて驚いていたり・・・(笑)
いまではすっかり大きくなって、やんちゃ盛り、そしてとっても甘えん坊。絹ちゃんと毛繕いしあったり取っ組み合ったり、一緒に眠っていたり、毎日なんとも愛らしく微笑ましい姿を見せてくれます。
小さな頃から皆に抱っこされていたので、お膝も抱っこも全く大丈夫。でも、ご気分でなければ容赦なく顔面に猫パンチを繰り出します。賢いことに爪でひっかくことは全く無いので、人間たちは日々肉球パンチに甘んじる幸せをいただいています。
人も猫も、平和に穏やかに暮らす日々の温かさを感じています。

松波さゆり

和裁士松波さゆり

岡山県出身。布好きが高じて京都で学び暮らし始めて早18年目。プロの和裁士としてテレビドラマの衣装をはじめ様々な仕立てを手掛ける。現在は市民運営の寺院 ”寳幢寺”のスタッフとして日々を過ごしながら、社会や地域に貢献できることを模索しています。