2021.10.05
Written By依藤菜々子

#コロナ禍で忘れていたこと
同志社大学のヨリフジです。
夏休みに、6月に開催された町家オープンカレッジというイベント(Zoom)で出会った早稲田大学の学生が、西陣まで会いに来てくれました。
オンライン授業ばかりで友達もできず何もできない…そんな状況を打破しようと、地域に一定期間移り住み、インターンなどをしてコロナ禍でも積極的に学びを得ようと動いてきた方たちです。
西陣で初めて対面で会ったちょうどその頃、私は家で作業をすることが多く、人との交流が減り、家でアニメばかり見て引きこもりがちでした。
そんな中、“オンライン授業の中でどうやったら学生がイキイキと過ごせるか”といった共通の話題に関心がある同世代と話せたことがとても嬉しく、同時に、“対面で話す楽しさ”という、コロナが私たちから奪ったものを認めざるをえませんでした。
普段は聞かない様々な話を聞かせてもらい、その日は少しの疲労感といっぱいの幸福感で、よく眠れたことを覚えています。
コロナ禍で、身近な人との関係を大事にすることが見直されてきました。
しかし、やはり時には視野を広げ、今自分がいる狭い場所の外の情報に触れることが大切だと感じました。