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西陣にまつわる人々が、毎日綴るリレーコラムCOLUMN

2021.07.05
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「パンの海に溺れてしまう…」
そう呟くのは、お寺によく遊びに来てくれるミライちゃん。

美味しいものが大好き。とりわけ、パンが好きでたまらない彼女。
普段は他府県に住んでいるのですが、京都に来た際には寳幢寺に逗留してはパン巡りを敢行。なんでも、京都のパンレベルと格が圧倒的過ぎて、もはや聖地巡礼レベルなのだとか。

彼女はネット上の情報は参考程度に、実際に訪れたお店の雰囲気やメニュー構成、パンの配置、照明に至るまで様々な情報を一身に感じ、これぞ!と思うパンを選び出しては皆にふるまってくれるのです。

彼女のパンセンサーにヒットしたパンたちの美味しさたるや、我々は今まで京都に暮らしながら、なんと漫然とパンを食べていたことかと認識が変わっていくレベルです。
大好きなパンの魅力や美味しさを語ってくれる彼女との食卓は本当に豊かで、 心から大好きなものをみんなで分かち合うことがこんなに幸せなんだなぁと、いつも教えてもらっています。

ちなみに、ミライちゃんイチ押しの殿堂入りパン屋さんは西陣エリアから少し北。千本北大路にある『たまや』さん。そしてその更に北の鷹峯にある『クロア』さん。どちらも絶品パンが居並びます。

松波さゆり

和裁士松波さゆり

岡山県出身。布好きが高じて京都で学び暮らし始めて早18年目。プロの和裁士としてテレビドラマの衣装をはじめ様々な仕立てを手掛ける。現在は市民運営の寺院 ”寳幢寺”のスタッフとして日々を過ごしながら、社会や地域に貢献できることを模索しています。