2021.07.28
Written By西川緑
西陣の空。
私は自然物も人工物も好きである。
今回はその中でも空に注目した。
空を眺めたり、月を星座を探したり。
また、空の色の移り変わりはとても美しいと思う。青色から茜色に墨色になるまでそれからも多様な姿を見せてくれる。
大学生の時、空にまつわるプロダクトを発表したことがあるほどに、空はよく眺めていた。
西陣で縁あって働くようになってから、慣れない仕事に空を眺めることを忘れていたことに気付く。
それは仕事が夕方頃に終わった時のこと。
久しぶりにふと見た空は茜色朱色橙色と混ざって神々しかった。また、空だけでなくお寺の樹木たちとのコントラストがここでしか見れないひとときを見させてくれた。
人は忙しくてなにふりかまえない時、空を見ないように思う。空を見るだけで落ち着く、そんな時があることもみんなに知って欲しい。
そう、思っている。
それからは仕事帰りによく空を見る。
どの場所で見ても同じ、とは思わない。
その場所その場所で目に映るものは違うから。