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西陣にまつわる人々が、毎日綴るリレーコラムCOLUMN

2022.04.13
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あちこち好奇心のまま出歩く私は、面白い!と思う人材に出会うことは事欠かない。
京都でも様々な生き方をしている濃ゆいメンバーを友人が紹介してくれる。
2021年の年始のこと、友人たちと「いちおしの和菓子・洋菓子を味わう会」を開催。主催の友人と打ち合わせにやってきた、西陣育ちの長唄三味線奏者の三宅さんと知り合った。
聞けば、伝統芸能や文化に小さなうちから親しんでもらおうと考案したペットボトル三味線のワークショップを行っているという。ペットボトルで三味線?!と驚いたものの、弾かせてもらったら、まちがいなく三味線の音色でハマる。身近な素材を使っていて、軽くて扱いやすいし、子どもが楽しめる素晴らしい代物だ。写真は、移動音楽実験室スタジオ☆ムジカの一員として長岡京でのイベントの際に撮った1枚。スタジオ☆ムジカは自由な音遊びの場で、大人にも子どもにもおすすめしたい素敵な活動。
そんな三宅さん、じつはスイーツ男子であることが発覚。次の集まりにて、ロールケーキ、ゆずのバスクチーズケーキ、フィナンシェと数々の自作スイーツを焼いて持参されるではないか。これまた、甘みの付け方が絶妙で、びっくりするほど美味しかった。

川原さえこ

もう一つの椅子川原さえこ

京都府長岡京市在住。フリーランスのリサーチャー、保育士。「もう一つの椅子」という名義でまちのランドスケープ(風景)研究を行う。東京下町から京都へ来て約1年。観光客でもなく京都の地元民でもない境界の視点でふらりと歩いたまちの景色を描く。