2021.12.18
Written By狭間明日実
もともと西陣に住んでいた方に、先日インタビューをしました。
こっちに引っ越してきたときのあなたの状況ってどんなだっけ?初めてバザールカフェに来たのはいつだっけな。どんな場面だったか覚えている?そのときどう思ったん?…
質問するって、めちゃめちゃムズカシイんですね!まるでモヤがかかった海を、インタビュー相手と乗った船で、制限時間までに目的地に辿り着けるのか?!みたいな感覚で、はじめのほうは焦りを感じておりました。
しかし、インタビューの途中、相手の記憶に強く刻まれていること、相手が大切にしてることが見えてくるのを、何度か感じました。
それは、こちらが聞き出したかったこととは違っていたり、思いもよらないことだったり。それを聞いているうちに、なんだか心がほぐれていくような気持ちになりました。
きっと普段のコミュニケーションでも。
相手の反応や答えに何かを期待せず、相手の頭の中に興味を向けると、なぜか自分が癒される。フシギですが、それをちょっとだけ体験した冬の日でした。
それでは皆さま、よいお年を!
(「よいお年を!」の語呂がすごく好きで、この時期は何度も言いたくなります。)
バザールカフェ店員狭間明日実
バザールカフェ事務局6年目。日々の営みをとおして、場から起こるもの、個人がのびのびと生きることなどを考えています。 傍らで、地域、福祉、食べることにまつわるいろんな仕事や遊びをしています。 同志社大学社会福祉学科卒業。社会福祉士。海が好き。