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西陣にまつわる人々が、毎日綴るリレーコラムCOLUMN

2021.09.12
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西陣の救世主現る!

普段、作業している師匠のアトリエは白で統一されています。
作っているモノが何からも影響を受けないようにという師匠のモットー。
もちろん作業着のワークコートやエプロンも白で綿100パーセントという決まりがあります。

師匠は白衣コレクターでもあるので様々な国の軍ものデッドストック白衣を所持しており、それに影響を受けて私も白エプロンを集めるようになりました。

その中で着心地、見た目、使い易さで1番のお気に入りが昔のチェコの軍もののナースエプロン。
もう何年も主役で使って穴も開いてきたので、同じ形で探しているのですが残念ながらなかなか手に入りません。
自分で作ろうかな、頼んで複製してもらおうかなと思っている内に時間は過ぎて諦めかけていました。

そんな時、私たちの店舗である“視覚研究員”にご来店下さったお客様の1人が私のそのボロのエプロンを褒めて下さいました。
嬉しくてお話ししていると、その方は西陣で洋服を作っている作家さんで、なんと私のエプロンも複製出来るとか!

さっそく複製の注文をお願いし、明日打ち合わせでお会いする予定
です。次回に続く。

山本萌加

Société Nouvelles Lunetts 視覚研究所 主任研究員山本萌加

武蔵野美術大学(工芸デザイン学科木工専攻)卒業後、眼鏡制作者七代目山ノ瀬氏に弟子入り。眼鏡制作の修行と、師と共に眼鏡ブランド〝Société Nouvelles Lunetts 視覚研究所〝の主任研究員てしてお店を運営しています。