多拠点生活サービス「ADDress」のまっさんこと高本です。
年始、晴明神社に家族でお詣りした際、上京区界隈を散歩したのだけれど母校のある今出川にも足を伸ばしてみることに。
新町通にある新町キャンパスの壁面にこんなレリーフがある。ここはかつて島津製作所が蓄電池を作っていた「日本電池発祥の地」だったのだ。現在GSユアサとして、EV市場を牽引する世界的なバッテリーメーカーの源流は西陣・今出川にあったというのは驚きだった。
1921年(大正10年)に建てられた日本電池株式会社の本社社屋「臨光館」はセセッション式外観にエレベーターや暖房設備まで備えた鉄筋コンクリート建築物としてこの地域のアイコンだったらしい。
この壁はその外装の一部を再現したものなのだけれど、ここに手を当てて往時のイノベーションを目指したひとたちの息吹を感じてみたいと思って目を閉じた。今は西大路でイノベーションを生み出しながら世界と闘っているGSユアサをはじめ京都発世界初の企業は多い。ぜひ今出川さんぽのついでにこの壁に手を当ててみてください。