2021.04.24
Written By狭間明日実
先日、西陣のまちを久しぶりに歩きました。西陣は京都に来てはじめに住んだまちです。その頃は超貧乏でした。
そうそう、このスーパー。 家具もほとんどなかった私。納品で使ってはるあのリンゴ箱、棚にして使えるなぁ…。そう思って貰えませんかと尋ねてみたら、ベテランであろうおばちゃんが「好きなだけ持っていき」と。…じーん。喜び勇んで1つずつ担ぎ、スーパーとうちを3往復したのでした。
それから今まで、多くの人に出会わせてもらいました。そして形があったりなかったりする多くのものを、私は今もいろんな人から貰って生きています。
何か貰うときにはいつだって感情が伴うものです。私も社会の一員なんだなぁという安堵だったり、誰もが本当はお金やモノを沢山持っていなくても生きることができるんじゃないかという希望だったり…。
なかでも私にとって感情が大きく揺さぶられる「バザールカフェ」という場所が、今出川駅のすぐそばにあります。カフェに居ついて7年目。ここで日々起こるできごとをちょっとずつ、これから皆さんにシェアできたら嬉しいです。
それにしても、始まりは西陣にあり。リンゴ箱は現在もウチで活躍中です。
バザールカフェ店員狭間明日実
バザールカフェ事務局6年目。日々の営みをとおして、場から起こるもの、個人がのびのびと生きることなどを考えています。 傍らで、地域、福祉、食べることにまつわるいろんな仕事や遊びをしています。 同志社大学社会福祉学科卒業。社会福祉士。海が好き。