2023.02.01
Written By依藤菜々子
私は現在、同志社大学を卒業して社会人1年目として大阪のとある会社で働いています。出社するのは月1回程度で、ほぼ毎日在宅勤務。「どんな感じなん?」とよく聞かれます。
特に何も考えずに過ごしていると、1日が全て家の中で完結します。通勤時間はゼロでたくさん睡眠を取れるし、昼休憩はベットで寝ています。人の目もないので落ち着いて仕事ができます。一方、難しさもあります。初めの頃は外に出るのが面倒で食料を買い込み、外に一歩も出ず誰にも会わず…という週があったのですが、鬱々してしまいました。また、仕事では基本的なやり取りは文面になるので、文章の書き方には苦労しましたし、相手の文章の意味が理解できなかった時には一人で焦ったこともありました。顔の見えない相手にメッセージを送るのもなかなか緊張しますし、意思疎通できているか不安になることもあります。
ただ、総合的に見ると(私にとって)在宅勤務は素晴らしい福利厚生です。同時に、これまで当たり前だった、人に直接会って話をする・外の空気を吸う・遊びに行くといったことは、自分で工夫して機会をつくる必要があるため、何が自分に必要なのかを考えるのも最近は面白いです。
紡ぎ手依藤菜々子
同志社大学卒業。 2020年、同志社大学が発行する今出川地域のフリーペーパー「イマ*イチ」の制作を通じ、西陣ならではの凝縮された魅力を知る。 好きなもの:アニメ/クラシック音楽/ミッフィー