三度目の開催となる夜カフェ。今回は、二日間限定で営業時間を21時まで延長し、「台湾ナイト」を開催しました。

写真の説明

店内には赤い紙提灯をしつらえ、KéFUデザイン班お手製の黄色のお品書き看板や、可愛らしいチラシ、手持ちメニュー表が並びます。まるで台湾の夜市を切り取ったかのような装いに。

台湾の料理やドリンクをご用意し、訪れた方々に“小さな台湾の夜”を楽しんでいただくひとときとなりました。

近所の方がふらりと立ち寄り、親子連れが席に着く。宿に滞在しているゲストが興味深そうにメニューを眺めている。スタッフの友人も顔を出し、少しずつ席が埋まっていく。

18時半を過ぎる頃には店内は満席となり、普段はあまりご案内することのないカウンター席も使いながら営業するほどの賑わいとなりました。

料理をきっかけに、あちこちで会話が生まれる。全メニューを制覇されるお客様もいれば、「この料理の作り方が知りたい」とスタッフに声をかけてくださる方も。

時間が経つにつれて、賑わいは少しずつ落ち着いていき、閉店が近づく頃には、お客様もゆっくりと帰路につき、店内は静かな夜の空気へと戻っていきました。こうして二日間の台湾ナイトは、満員御礼で無事終了しました。

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昨年12月からKéFUスタッフの一員となった、台湾出身のミンさん。

よく気さくに話しかけてくれる、KéFUのムードメーカーのような存在です。

業務中にさりげなくフォローを入れてくれたり、お腹が減っていないかと気にかけてくれたりするので、どこか面倒見のいいお姉ちゃんのように感じることもあります。

今回の台湾ナイトは、そんなミンさんを中心に形づくられたイベントでした。お楽しみいただけていたら嬉しいです。

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このチラシは、ミンさんが作ってくれたものです。可愛いですよね。

チラシの隅にあった

「呷飽未?(ジャバーボェ/チャッバーベー)」

という言葉の意味を、皆さんはご存知でしょうか。

直訳すると、「ご飯食べた?」「お腹いっぱい?」という意味です。けれど実際には、単に食事のことを尋ねているのではなく、「元気?」「最近どう?」といった、相手を気遣うカジュアルな挨拶として使われるのだとか。

このことを知ったとき、私は思わず心がほどけるような気持ちになりました。相手の体調や近況を真正面から尋ねるのではなく、少しこちらの生活に踏み込んでくるような…。そんな親しみ深いあたたかさが挨拶に表れていることを、とても素敵だと感じたのです。

KéFUにもまた、日々大切にしている日本の挨拶があります。


「いってらっしゃい」「おかえりなさい」

皆さんも、日常の中でよく耳にする言葉ではないでしょうか。

「いってらっしゃい」は、これから出かける人を送り出すときの言葉です。「気をつけて行って、無事に帰ってきてください」という想いが込められた、親しい間柄ならではのあたたかな表現です。

そして、帰ってきた人を迎えるときの言葉が「おかえりなさい」です。

そこには、

「無事に戻ってきてくれてありがとう」「あなたを待っていました」「ここがあなたの帰る場所ですよ」

そんな想いが重なっています。

ご宿泊のお客様にも、カフェをご利用のお客様にも、ご出発のその時まで、KéFUがひとつの住まいのような場所であってほしい。そんな願いと親しみを込めて、お出かけの際やお戻りの際には、スタッフ一同、心を込めて挨拶をするよう心がけています。

台湾の「呷飽未?」も、日本の「いってらっしゃい」「おかえりなさい」も、
言語や意味は違っていても、その奥には相手を気遣う気持ちが息づいています。

今回の夜カフェでは、料理をきっかけに、そんな台湾の素敵な文化や、いつもとは少しだけ雰囲気の違うKéFUに触れていただく時間となりました。

これからも夜カフェを通して、西陣を中心としたさまざまな地域の文化、そしてKéFUという場所そのものを、少しずつ好きになっていただけたら嬉しいです。

KéFUでは、不定期で「夜カフェ」を開催しています。普段より少しだけ遅くまで灯りをつけて、夜の時間をひらく日です。また次回の夜カフェも、準備が整い次第お知らせします。どうぞ楽しみにお待ちください。